ESPNのインタビューから。 Andre Ward Calls For 'Overhaul' Of Sanctioning Bodies.Structure As A Whole, I Don't Agree With It、don’t like them.「腐りきった承認団体は解体して作り直すべきだ」(アンドレ・ウォード)。

多くのメディアでPFP1位評価を受け、一発殿堂も決めたアンドレ・ウォードはスーパーミドル級とライトヘビー級で2階級制覇、5つのタイトルをコレクションしました。

“I don’t like them,”。「承認団体はどこも同じ、腐りきっているから嫌いだ」とウォードは吐き捨てます。

「承認料という名目でファイトマネーの3%が当たり前のように徴収されるんだ。私は五輪で金メダルを獲得したが、あれは無償。IOCは承認料なんて要求しない。タイトルやメダル、ベルトは勝者に無償で贈られるものであって、買うものじゃない」。

「ボクシングファンでもそれを知らない人がいる。プロボクシングではタイトルやベルトは買わなければならないんだ」。

「複数の団体でタイトルホルダーになると、複数の団体に承認料を支払うことになる。4団体ならファイトマネーの12%も盗まれてしまう。とにかく1団体3%なんだ。団体が増え続けて34団体になると承認料は102%になるから赤字になる。喜劇だろ?」。

※現在、IBFとWBOは統一王者の承認料については2%に割り引いています。先日の「ジャーメルvsカスターニョ」では3団体王者ジャーメルが11%、1団体王者カスターニョが12%と承認料の差が出たのは、ジャーメルがIBFの〝統一王者割引〟を受けたからです。

「彼らは試合を監督、タイトルを承認していると主張しているが、そんなものコミッションの仕事だ。WBOやら何やらのワッペンをつけたオフィシャルなんて必要ないんだ」。

※コミッションとはネバダ州アスレティック・コミッションやJBCなどの統括団体のこと。プロボクシングでは世界的な統括団体は存在しません。よく勘違いされていますがWBAなどは統括団体ではなく、承認団体で英検とか漢検みたいなもん、いやそれ以下です。

「承認団体も階級も何もかもが多すぎる。だから、誰も見向きもしないスポーツになってしまったんだ。意味があるのは無償のリング誌とLineal champion(正統王者)だけ」。
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「私も若い頃はアルファベト団体のベルトが欲しかった。しかし、よくよく考えると、承認団体はおかしなことだらけ。アルファベット団体のタイトルマッチは、その団体の都合によって仕組まれる。だから実力のない雑魚挑戦者や、王者の価値のない穴王者があちこちに生まれているんだ」。

「That belt’s not real. Those aren’t real diamonds. It’s not real gold. アルファベットのタイトルは偽物。本物のダイアモンドでも、本物の黄金でもない」。

「ベルトは記者会見で用意されることもあるが、多くの場合は世界戦に勝ってしばらくすると玄関に箱に入って届けられる。他の荷物と一緒に届けられて、何のありがたみもないけど、買ってしまったんだから受け取っていたよ」。

「こんなガラクタをどれだけ買わされてきたか、タイトルマッチのたびにどれほどの金額を盗まれていたか、計算すると腹が立ってくる。こんなの、絶対に間違っている。正しい方向に向かわないといけない」。

※ウォードは統括するコミッションが世界王者を認定するのがベターと考えているのかもしれませんが、そうなると米国には州の数だけタイトルが出来てしまいます…ニューヨーク州とネバダ州の世界王者というのも、NBA以前に逆戻りです。

現状は受け入れるしかない、です。雑魚挑戦者や穴王者が当たり前に生まれるのは承認団体が対立しているからですが、全てを統一してUndisputed Championになることには意味があります。

Undisputed Championには穴王者はいません。