ドラゴンズの大エース・大野雄大が10回2死までパーフェクトピッチングを続けていましたが、30人目の打者・佐藤輝に安打を許し、完全試合は達成できませんでした。

もう、やめてくれ!交流戦で佐々木朗希に食らうのは予定に入ってますが、今季はその1試合しか覚悟してません。

まあ、正直、好きなようにやってくれて構いません。

ただし!大野!よぉ聞けよ!これだけは言っておく!

我らがタイガースに完全試合決めても何の自慢にもならんからな!

という、ヤケクソな冗談(でもありませんが)はさておき、最近は日本も米国も「投高打低」の傾向が明らかです。

大谷翔平なんかは、一人で「投高打低」を繰り広げてます。


折しも、千賀滉大は「3割打者が絶滅する時代が来る」と西日本スポーツのコラムに書きました。

「投手はいろいろ勉強し、情報を入れ、トレーニングに生かす環境が整っているからです。各数値を見ても平均球速や変化球のスピード、変化量とあらゆるものが上昇しています」。


「一方の打者もトレーニング方法や打撃に関する情報はたくさんあるものの、打つ、走る、守るといった感じでこなす必要のある練習量が単純に多いので、急速に進化を遂げる投手に対応するのは容易ではない。そんな時代なのかなと」。

ラプソードなどの先進の機器と、SNSの発展とオープンシェアによって、一流投手のボールの握りや手首の角度、リリースポイント、ボールの回転数・回転軸などが誰にでも簡単に分かる時代にないました。

野球の世界では「打者はいくらでも練習できるが、投手の肩は消耗品」と考えられ、長らく「打高投低」が常識でした。

しかし、トミー・ジョン手術など外科医療の普及は「投手の肩は再生可能」になったばかりか、「手術した方が球速が上がる」という話もまことしやかに語られています。

山本昌は例外にしても、投手の方が選手寿命が長い傾向があるのは間違いありません。
加齢の中でもパワーやスピードは維持、あるいは劣化を緩やかに抑えることができます。

アスリートが加齢の過程で最初に失うのは反射です。
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ベーブ・ルースは「投手よりも打者の方が長くできる」と、二刀流を諦めました。本物の天才の感覚は「100年後には間違っていた」ことになりますが、それは「まだ100年しか経っていないから」なのかもしれません。


「50歳まで現役」と語っていた、あのイチローがですらも反射の衰えはどうしようもありませんでした。

野球の打者で、反射の衰えは致命的です。 

野球の世界で、何を持って「打者有利」「投手有利」というのかもわかりません。グラウンドの広さや形状、サーフェイス、何よりもコンタクトするボールとバット、ストライクゾーンの設定によって変わってきます。

しかし、絶対的に「受け身」で「反射が重視」される打者が、圧倒的に不利なことは間違いありません。 

選手としては「グラウンドの広さや形状、サーフェイス、何よりもコンタクトするボールとバット、ストライクゾーンの設定」によって、自分が有利になる状況を作るしかありません。

広いグラウンドなら外野手の間を抜く打球を意識したり。人工芝や固いサーフェイスなら叩きつけてお大きなバウンドで内野安打を狙う。

確かに、日本では一人も存在していない、4割打者はメジャーでも絶滅しました。

いつか〝ニホンオオカミ〟のように「最後の3割打者」が歴史に刻まれるのかもしれません。

まあ、まあ、スポーツほど面白い、純粋に奥が深いものはありません。

偉大な千賀の向こうを張るのはおこがましいですが、プロ野球ファンとしては「3割打者の絶滅」よりも「4割打者の復興(日本では初)」が近未来に起きると、何の根拠もなくとも圧倒的な情熱で予想、予感、確信します。

現在、セ・リーグの首位打者は中日の大島で3割5分4厘で、あと4分6厘。

パ・リーグは日ハムの松本剛で3割7分1厘で、あと2分9厘。

その〝近未来〟はもしかしたら…。