私立秀岳館高校(熊本県八代市)男子サッカー部で、コーチが部員に暴行しているとみられる動画が投稿されたことをめぐり、同校は5日、記者会見を開いて経緯を説明した。

「暴行動画」の後に生徒たちが謝罪した動画に、監督が関与していたという。

動画は、コーチとみられる男性が少年を殴ったり蹴ったりしている様子を撮影したもので、4月にSNSに投稿された。

その後、同校サッカー部の公式ツイッターアカウントに、主将や暴行を受けた当事者を名乗る生徒らが「コーチを馬鹿にするような発言をしたのが今回の原因です」などと謝罪する動画が投稿された。




メディアに取り上げられるこの種の事件は、擁護のしようのない犯罪であることが殆どです。

議論にならない、ただの暴行罪が立件される犯罪です。

殴る、蹴るって、もう教育ではありません。

この事件で行われたこと、そしておそらく過去から行われ続けきたことは、立場の弱い者への執拗で陰湿な暴行です。



例えば、長嶋茂雄や星野仙一らの鉄拳制裁は「時代」で片付けられてしまうのでしょうが、どこかでそれが〝犯罪〟であること猛省しなければ、そんな「時代」が永遠に未来につきまとうことになります。

例えば「日本シリーズで、牽制球のサインを見落とした沢村拓一の頭を叩いた阿部慎之助」の行為は〝犯罪〟でしょうか?

軽く叩いたからOK?それとも強弱に関係なく、暴力?あるいは、大観衆の中で、恥をかかせるような行為なので侮辱罪?


この種の議論で必ず俎上に上がる「座禅で肩などを身体を叩く行為」は、暴行罪に相当しますか?

僧侶が座禅で身体を打つ行為は、大前提として参加者の明白な承諾があり、日本社会で永年にわたり認められてきたもので、刑法で認められた正当行為にあたるとされています。


参加者(選手)との明らかな合意と、歴史的な認知、という観点は、ボクシングが合法化されている根拠にもなっています。

その一方で「公園で野球をやるのは当たり前でも、ボクシングをやると警察が飛んで来る」(寺山修司)というのは、ボクシングの特殊性を表しています。
 
ボクシングの指導、例えば先輩がスパーリングで後輩のボディを叩いて悶絶させるのは、体罰でしょうか?そもそも、ボクシングの場合、体罰やシゴキと練習の区別をどこで付けるのでしょうか?
 
サッカーの紅白戦、負けたチームに課せられる罰走などは、暴力とは言えないからセーフ?それともグランド15周以上でアウト?

現在、絶対正義の風潮は、ありとあらゆる体罰が〝犯罪〟です。

しかし、教育や愛情に100%根ざした体罰も否定されるべきなのか?何が教育で、何が愛情かなんて誰にもわからないのだから、あらゆる体罰は〝犯罪〟で処理しなければならないのか?

続きます。。。