Saturday 19, March 2022

Madison Square Garden Theater, New York, New York, USA
commission:New York State Athletic Commission
promoter:Bob Arum/matchmaker:Brad Goodman

■WBO北米スーパーミドル級タイトルマッチ10回戦■


デビューから16戦連続1ラウンドKOを続けてきたベルランガですが、直近2試合は判定まで粘られています。

今日のお相手は3年前にゲンナディ・ゴロフキンが4ラウンドで破壊した〝カナダ限定の強豪〟ロールズ。やはり3年前に村田諒太が5ラウンドで粉砕したカナダ人のスティーブン・バトラーと同じ〝マイナーリーグ〟所属のファイターです。


前戦とは違いダウンすることも大きなトラブルに見舞われることなくユナニマスデジション(97-93*/96-94)で勝利を収めたベルランガでしたが、ボクシングニューズ24が95−95のドローとスコアするなど、またしても決定的な強さを見せることはできませんでした。

もはやベルランガがThe Chosen One(選ばれし者)であるはずがなく、37歳のマイナーリーガーを30分かけても捕まえきれない鈍足まで晒け出しました。 

攻撃のテンポがとにかく遅い。ロールズは全く怖さを感じなかったでしょう。

ベルランガは「内容には満足できない」と反省、前戦でダウンを喫した精神的ダメージと、上腕二頭筋の手術から最初の試合でパワーパンチを打ち込むのが怖かったそうです。

まだ24歳ではありません。もう24歳。トップランクの温室栽培の中で、何の進歩もないままに19試合44ラウンドをいたずらに浪費してしまいました。

「今の実力では世界ランカーは論外、ゲートキーパー相手でも遊ばれるかノックアウトされる」というESPNの見立ては決して厳しいものではありません。 

次の試合も冒険するわけはいかず、またマイナーリーガー相手に足踏みでしょう。

 
 
■ジュニアミドル級8回戦■


17歳でトップランクと契約したザヤスは、これがプロ13戦目。キャリア初の8回戦です。

対戦相手のレベルが低すぎますが、19歳という年齢を考えると、よくまとまったボクシングを披露しました。80-71/80-72/80-72の完封勝利。

6〜8回戦レベルなら無敵かも知れませんが、次の試合で誰を当てるでしょうか?まだしばらくは、世界基準の相手とは遠ざけるのでしょうか?



それにしても、トップランクがスター育成に定評があったのは昔の話。今は〝ホープ殺し〟のプロモーターです。

東海岸でビッグファイトが打てるプエルトリカンを育てたいのはわかりますが、なかなか育ちません。どこまで甘やかすか、どこから厳しいマッチメイクのペダルを踏むか、誰を充てがうのか…。

フェリックス・ベルデホやロベイシ・ラミレスらの蹉跌を目の当たりにしてしまうと、危険な相手と戦わせたくない気持ちはわかりますが、それ以前でコケてるのが現実です。