「悠長に構えている時間はない」。


ウクライナの危機が破滅的に膨れ上がる中で、元世界ヘビー級王者ウラジミール・クリチコは「ロシアが一方的に始めた戦争」の終結を国際社会に訴えました。

TwitterとInstagramにアップロードされた動画では「人道的大惨事が起きている。もはや一刻の猶予もない」と語り「ロシアの侵略を止めるためには、今行動するしかない」と決意を表明。

首都キエフの市長を務める兄のビタリ・クリチコは、月曜日の朝まで夜間外出禁止令が出し、人々は、ロシアの攻撃が民間人にまで迫っていることに戦慄している。
 
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ヒルベルト・メンドサWBA会長は「月曜日に会議を招集し、世界や地域タイトルの試合を一切行わないことを決定する」とコメントしています。




ロシアの侵略に対しては、はっきりNOという態度を伝えることが大切です。

日本政府は昨日、ロシアのウクライナ侵攻を「侵略」と認定しました。遅すぎますが、当然です。あの攻撃は侵攻なんて種類のものではありません。

日本語が異国の言葉にそのまま当てはめることができるとは限りませんが、日本語では「国境を越えて相手国に軍事攻撃を仕掛ける」のが侵攻です。国境紛争や、自国に侵攻してきた相手国を押し返し、敵陣に入る場合も侵攻に該当します。

そして、侵略は国境紛争にとどまらず「相手国の首都を陥落させ、主権と領土を略奪し、征服することを目的とした軍事攻撃」です。

異国や英国のメディアではinvasion、invade、aggression、などの言葉で報道していますが、文脈を読めば「侵攻」ではなく「侵略」として使っているのは明らかです。

いまだに「侵攻」としか伝えていない日本のメディアがありますが、あれは「侵略」です。

戦争以外の外交は、言葉や文書を交わすことで成り立ちます。人殺しの武器を使う外交が戦争なら、言葉や文書を武器に取る外交もあります。

ウクライナにとっては、もはやロシアとの外交は言葉や武器の段階を超えてしまいました。

私たちは、人殺しの武器を手にしてウクライナを応援することは出来ません。私たちには言葉や文書でしか戦うことができません。



「侵攻」ではなく「侵略」。「遺憾」ではなく「怒りに震えている」。

わけのわからない言葉を使わずに、立場と態度を鮮明にすることです。

米国はウクライナに3億5000万ドル=約400億円の軍事支援を新たに行うと発表しました。

楽天の三木谷浩史は「美しく平和で民主的な国が、このようなことになるとは、本当に心が痛む。日本政府も毅然とした態度を取ってもらいたい」と、ロシアの侵略に曝されているウクライナに10億円寄付すると表明しました。

米国の追加支援は三木谷の40倍しかないのか、三木谷が米国の40分の1も寄付するのかわかりませんが、はっきりした態度を示すことが大切です。

あらゆる侵略は悪です。