カザフスタンでは液化石油ガス(LPG)が2倍に値上がりしたのを背景に、2日から国内各地で大規模な反政府デモが続いています。

カシム=ジョマルト・トカエフ大統領はロシア主導の軍事同盟の集団安全保障条約機構(CSTO)に、抗議行動の鎮圧に向けた支援を要請。CSTOの部隊は6日、カザフスタン入りしていました。

ロシア国営RIA通信によると、カザフスタンに派遣されたのは兵士2500人規模の精鋭部隊。CSTOは、カザフスタンの政府や軍の施設を守る「平和維持部隊」として、数日〜数週間、同国にとどまるとされています。

トカエフ大統領は7日「抗議デモに名を借りたテロリストは容赦しない。警告無しに発砲する」と全国放送のテレビで警告。デモを「外国で訓練を受けたテロリストの仕業」だと、証拠を示さずに決めつけています。

内務省は、抗議デモが始まってからの数日間で「武装犯」26人と治安部隊の18人が死亡、3000人以上が拘束されたと発表、国内ではインターネットの遮断が続いています。

カザフスタンでは、ほぼ全ての選挙で与党が勝利し、その投票率は100%近くに上り、与党と戦える野党は存在しないという摩訶不思議な民主主義国です。

カザフスタンと聞いて、中央アジアの資源大国と思い浮かべるでしょうが、ボクシングファンにとってはゲンナディ・ゴロフキンをはじめ中量級を中心に強豪を続々と輩出するボクシング大国です。

アマチュア時代から国家の寵愛を受け、プロになってからもカザフスタン国旗を翻して入場しているトリプルGは、このニュースをどう聞いているのでしょうか。

同じ旧ソ連圏のウクライナでも、ビタリ・クリチコが首都キエフ市長としてロシアの干渉との戦いを続けています。

アレクシス・アルゲリョも、政治に身を投じ政治の翻弄されました。
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もし、マニー・パッキャオが日本人なら、母国を救うために政治に情熱を燃やしたでしょうか。

アスリートがアスリートとして、アスリートとしてだけの自分に集中出来る環境にある国は、世界でも少数派かもしれません。

この国のアスリートは幸せです。アスリートを純粋に応援できる私たちスポーツファンも幸せです。

GGGの母国にも、早く平穏な日常が戻って欲しいです。