日本では「重量級」と呼ばれることもある130ポンド、ライト級を「軽量級」とするのは違和感がありますが、世界的には文字面通り軽量級です。

現在、このクラスのタレントが充実しています。

現在のライト級の勢力地図は、大番狂わせでテオフィモ・ロペスを破ったジョージ・カンボソスがリング誌とWBA/IBF/WBOを掌握。WBCがデビン・ヘイニー。

この領地を狙うのが、人気者ライアン・ガルシアに、強打のウィリアム・セペダ、彼らは全員無敗です。

ここに、階級最強と見られるワシル・ロマチェンコ、実力者ホルヘ・リナレスが控えています。

今日の試合で、テオフィモはキャリアハイを2倍以上更新する317万8000ドルを手にしましたが、リング誌と3つのベルトを呆気なく手放してしまいました。

やはり、キャリアハイを10倍以上の152万7100ドルを獲得したカンボソスは、ライト級戦線の重要なタレントに躍り出ました。

"Right now, he's the boss,"

28歳のオージーをマネジメントするルゥ・ディベラは「カンボソスがライト級のボスだ」と胸を張り「WBC王者ヘイニーにも勝ってUndisputed Championになる」と、テオフィモとの再戦条項は契約に盛り込まれていないことも明らかにしました。

オーストラリアはコスタヤ・チューやジェフ・フェネックら頑強なグレートを輩出していますが、今日の試合は同国史上最高の勝利といっても良いでしょう。

初黒星を喫したテオフィモは「勝ったのは私」と強がる一方で「135ポンドを作るのはもう限界」と減量苦で脱水状態だったと言い訳。

「140ポンドに上げて、Undisputed Championのジョシュ・テイラーに挑戦したい」と言うものの、今日の試合だけでなく、これまでの試合内容を見ても、過大評価だったのは明らか。今後は難しいキャリアを強いられそうです。

完全統一に王手がかかっているライト級、吉野修一郎や伊藤雅雪にも美味しいチャンスが巡ってくるかもしれません。