運がいいとか 悪いとか
人はときどき 口にするけど
そういうことって
確かにあると
貴方を見てて そう思う
〜さだまさし
▶︎▶︎▶︎来年5月に行われるフィリピン大統領選挙。
大本命は現職のロドリゴ大統領の長女でダバオ市長のサラでしたが、ここ数ヶ月で情勢が一気に変わって来ました。
麻薬犯罪に対する強権的な姿勢で容疑者の殺害まで認めて来たロドリゴに国民の反発は少なくありません。
ロドリゴは「武装した犯罪者集団と向き合った警察に『撃て』と命じることは間違っていない」と抗弁してきました。
この言葉が犯罪であることは明らかです。
犯罪者集団か?武装しているのか?は「撃つ」側が決めて良いというのですから。
ロドリゴの麻薬犯罪対策による犠牲者は6000人以上に上り、フィリピン司法省の、メナルド・ゲバラ大臣は捜査拡大の姿勢を見せ、対決姿勢を鮮明にしています。
現職大統領を起訴・逮捕するには制限が多く、ロドリゴが任期の満了を待って司法省が行動に移すと見られています。
それに対抗するため、ロドリゴは大統領職を失ったあとも政治的影響力を保ち訴訟や逮捕から逃れるために副大統領への立候補を表明していました。
しかし、先月には国際刑事裁判所(ICC)がロドリゴに人道的犯罪の可能性があるとして、捜査することを決定。
「政治家には免責特権がある」と見苦しい保身の言葉に多くの国民が不満を爆発、ロドリゴは、世論に押される形で今月2日に出馬を断念します。
当然、サラの支持率も下落してしまいました。
さらに、今月8日、政府の行き過ぎた麻薬対策を批判、ロドリゴと対決していたジャーナリストのマリア・レッサにノーベル平和賞が贈られることが決定、ロドリゴはフィリピンだけではなく世界から糾弾される立場に追い込まれました。
そして、21日になってロドリゴは「ICCの捜査を受け入れる。私の責任を明らかにする」と観念した様子ですが「(サラの大統領選出馬とは)関係がない」と語るなど、その口から言葉が発せられるたびに非難を集め、怒りを煽る泥沼状態。
サラ圧勝とも見られた大統領の行方は混沌、政治評論家のリチャード・ヘイダリアンは「反ロドリゴの世論は大きくなる一方。対立候補への支持が広がっている。サラは出馬表明を控えている状態で、もはや本命ではない」と見ています。
出馬表明をしていないサラは今回の大統領選を見送る可能性まで取り沙汰されています。
この状況で、正式に出馬宣言したのがボンボン・マルコス。夫人のイメルダと共にスキャンダルにまみれたマルコス元大統領の長男です。
ボンボンをはじめ、ロドリゴ政治との一定の宥和策を掲げて来た候補者たちは、急先鋒のロドリゴ批判に手の平返し。
ヘイダリアンは、候補者たちのあからさまな手の平返しは「選挙や政治とは切っても切り離せないもの」と呆れながらも「立候補から一貫して反ロドリゴの姿勢を崩さない人物もいる」と名前は出しませんでしたが、フィリピンで国民的人気スポーツ、ボクシングで世界を席捲したマニー・パッキャオを指しているのは明らかです。

軽量級への関心が著しく低い米国で、軽量級のアジア人がスターになるのは不可能です。
ありえないことですが、メキシコの人気スター選手が2人も3人もいて、彼らを正面突破のスタイルで敵地でことごとく撃破する、というなら話は別です。
しかし、軽量級にメキシカンの人気スターなど滅多に現れません。ましてや2人、3人なんて、あり得ません。
さらに、万一そんな人気者のメキシカンが同じ階級に存在するような奇跡的な状況があったとしても、人気者には理由があります。彼らを次々に倒すなんて芸当が出来るわけありません。
そして、そんな実力の持ち主は、まずまともな形では彼らと戦わせてもらえません。

もちろん、その実力が考えられないほど過小評価されていたのなら、また話は別です。
考えられないほど過小評価されてたアジア人が、実は途轍もなく強い…というのであれば。
しかし、それはそれで、もう一つのあり得ない奇跡です。
そして、人気のない軽量級である限り、彼らを倒してしまうと、再び不毛で無視される階級に逆戻りです。
もちろん、軽量級が不人気階級であるということは、上に人気階級が存在するということです。
ストロー級からウェルター級を頂点に、階級の人口とレベルは基本的に正比例しながら上昇してゆきます。
ジュニアミドルとミドル、スーパーミドル、ライトヘビー、クルーザーと欧米で注目されるクラスは高止まりしながら、ヘビー級で人気と感心が一気に上がります。
軽量級から人気クラスを制するのは、体格面の問題はもちろん、レベルの問題も大きく高いハードルとなって立ち塞がっているのです。
常識的に考えて報酬も人気も低いジュニアフェザー級以下の超軽量級ボクサーが、人気階級の入り口、ライト級でアルファベット王者になるのすら至難の技です。
ましてやそれがウェルター級となると、至難の技どころか夢物語も超えて寝言や狂言です。
奇跡を何度も重ねたとして、米国で人気の高いウェルター級にも栄華を誇るスーパースターが存在するかしないかで、その風景は異なります。
現在のウェルター級はテレンス・クロフォードとエロール・スペンスJr.が無敗で並走していますが、栄華を極めているとは言い切れません。
大きく盛り上がるヘビー級と比べると、現状のウェルター級は二番手クラスと言い切っても差し支えない状況です。
一番美味しいのは、晩年を迎えたスーパースターが死に場所を求めて彷徨している状況です。
そこでグダグダの内容で勝ってもファンを白けさせるだけですが、圧倒的な内容で〝介錯〟するなら、スーパースターから栄光のトーチをリレーする資格発生です。
とはいえ、ほとんどのファンが思い入れのあるスーパースターが相手です。勝って当たり前の予想やオッズでは、敵役にしかなりません。
最も美味しいパターンは大番狂わせで、スーパースターを鮮やかに介錯することです。
しかし、そんな奇跡も滅多やたらに起きるわけがありません。
そのはず、でした。
来年5月の大統領選挙でも、圧倒的不利が伝えられていたパッキャオでしたが、ここに来て潮目が変わりつつあるようです。
現状ではサラが出馬するとして、ボンボンとサラの一騎打ち、と見られています。
パックマンは三番手以下のグループですが、票が分散するのは悪い傾向ではありません。
大番狂わせの風が吹き始めました。
▶︎▶︎▶︎
運がいいとか 悪いとか
人はときどき 口にするけど
そういうことって
確かにあると
貴方を見てて そう思う
人はときどき 口にするけど
そういうことって
確かにあると
貴方を見てて そう思う
〜さだまさし
▶︎▶︎▶︎来年5月に行われるフィリピン大統領選挙。
大本命は現職のロドリゴ大統領の長女でダバオ市長のサラでしたが、ここ数ヶ月で情勢が一気に変わって来ました。
麻薬犯罪に対する強権的な姿勢で容疑者の殺害まで認めて来たロドリゴに国民の反発は少なくありません。
ロドリゴは「武装した犯罪者集団と向き合った警察に『撃て』と命じることは間違っていない」と抗弁してきました。
この言葉が犯罪であることは明らかです。
犯罪者集団か?武装しているのか?は「撃つ」側が決めて良いというのですから。
ロドリゴの麻薬犯罪対策による犠牲者は6000人以上に上り、フィリピン司法省の、メナルド・ゲバラ大臣は捜査拡大の姿勢を見せ、対決姿勢を鮮明にしています。
現職大統領を起訴・逮捕するには制限が多く、ロドリゴが任期の満了を待って司法省が行動に移すと見られています。
それに対抗するため、ロドリゴは大統領職を失ったあとも政治的影響力を保ち訴訟や逮捕から逃れるために副大統領への立候補を表明していました。
しかし、先月には国際刑事裁判所(ICC)がロドリゴに人道的犯罪の可能性があるとして、捜査することを決定。
「政治家には免責特権がある」と見苦しい保身の言葉に多くの国民が不満を爆発、ロドリゴは、世論に押される形で今月2日に出馬を断念します。
当然、サラの支持率も下落してしまいました。
さらに、今月8日、政府の行き過ぎた麻薬対策を批判、ロドリゴと対決していたジャーナリストのマリア・レッサにノーベル平和賞が贈られることが決定、ロドリゴはフィリピンだけではなく世界から糾弾される立場に追い込まれました。
そして、21日になってロドリゴは「ICCの捜査を受け入れる。私の責任を明らかにする」と観念した様子ですが「(サラの大統領選出馬とは)関係がない」と語るなど、その口から言葉が発せられるたびに非難を集め、怒りを煽る泥沼状態。
サラ圧勝とも見られた大統領の行方は混沌、政治評論家のリチャード・ヘイダリアンは「反ロドリゴの世論は大きくなる一方。対立候補への支持が広がっている。サラは出馬表明を控えている状態で、もはや本命ではない」と見ています。
出馬表明をしていないサラは今回の大統領選を見送る可能性まで取り沙汰されています。
この状況で、正式に出馬宣言したのがボンボン・マルコス。夫人のイメルダと共にスキャンダルにまみれたマルコス元大統領の長男です。
ボンボンをはじめ、ロドリゴ政治との一定の宥和策を掲げて来た候補者たちは、急先鋒のロドリゴ批判に手の平返し。
ヘイダリアンは、候補者たちのあからさまな手の平返しは「選挙や政治とは切っても切り離せないもの」と呆れながらも「立候補から一貫して反ロドリゴの姿勢を崩さない人物もいる」と名前は出しませんでしたが、フィリピンで国民的人気スポーツ、ボクシングで世界を席捲したマニー・パッキャオを指しているのは明らかです。

軽量級への関心が著しく低い米国で、軽量級のアジア人がスターになるのは不可能です。
ありえないことですが、メキシコの人気スター選手が2人も3人もいて、彼らを正面突破のスタイルで敵地でことごとく撃破する、というなら話は別です。
しかし、軽量級にメキシカンの人気スターなど滅多に現れません。ましてや2人、3人なんて、あり得ません。
さらに、万一そんな人気者のメキシカンが同じ階級に存在するような奇跡的な状況があったとしても、人気者には理由があります。彼らを次々に倒すなんて芸当が出来るわけありません。
そして、そんな実力の持ち主は、まずまともな形では彼らと戦わせてもらえません。

もちろん、その実力が考えられないほど過小評価されていたのなら、また話は別です。
考えられないほど過小評価されてたアジア人が、実は途轍もなく強い…というのであれば。
しかし、それはそれで、もう一つのあり得ない奇跡です。
そして、人気のない軽量級である限り、彼らを倒してしまうと、再び不毛で無視される階級に逆戻りです。
もちろん、軽量級が不人気階級であるということは、上に人気階級が存在するということです。
ストロー級からウェルター級を頂点に、階級の人口とレベルは基本的に正比例しながら上昇してゆきます。
ジュニアミドルとミドル、スーパーミドル、ライトヘビー、クルーザーと欧米で注目されるクラスは高止まりしながら、ヘビー級で人気と感心が一気に上がります。
軽量級から人気クラスを制するのは、体格面の問題はもちろん、レベルの問題も大きく高いハードルとなって立ち塞がっているのです。
常識的に考えて報酬も人気も低いジュニアフェザー級以下の超軽量級ボクサーが、人気階級の入り口、ライト級でアルファベット王者になるのすら至難の技です。
ましてやそれがウェルター級となると、至難の技どころか夢物語も超えて寝言や狂言です。
奇跡を何度も重ねたとして、米国で人気の高いウェルター級にも栄華を誇るスーパースターが存在するかしないかで、その風景は異なります。
現在のウェルター級はテレンス・クロフォードとエロール・スペンスJr.が無敗で並走していますが、栄華を極めているとは言い切れません。
大きく盛り上がるヘビー級と比べると、現状のウェルター級は二番手クラスと言い切っても差し支えない状況です。
一番美味しいのは、晩年を迎えたスーパースターが死に場所を求めて彷徨している状況です。
そこでグダグダの内容で勝ってもファンを白けさせるだけですが、圧倒的な内容で〝介錯〟するなら、スーパースターから栄光のトーチをリレーする資格発生です。
とはいえ、ほとんどのファンが思い入れのあるスーパースターが相手です。勝って当たり前の予想やオッズでは、敵役にしかなりません。
最も美味しいパターンは大番狂わせで、スーパースターを鮮やかに介錯することです。
しかし、そんな奇跡も滅多やたらに起きるわけがありません。
そのはず、でした。
来年5月の大統領選挙でも、圧倒的不利が伝えられていたパッキャオでしたが、ここに来て潮目が変わりつつあるようです。
現状ではサラが出馬するとして、ボンボンとサラの一騎打ち、と見られています。
パックマンは三番手以下のグループですが、票が分散するのは悪い傾向ではありません。
大番狂わせの風が吹き始めました。
▶︎▶︎▶︎
運がいいとか 悪いとか
人はときどき 口にするけど
そういうことって
確かにあると
貴方を見てて そう思う
コメント
コメント一覧 (3)
タイソンVSダグラスくらい?
ここ引っ繰り返したら最高にカッコいいですね
フシ穴の眼
が
しました
サラは入れ替えで入るでしょうが、現状の候補者支持率では独裁者の息子ボンボン、元俳優ドマゴソ、パッキャオの三つ巴です。
そしてサラを追走していたボンボンがここにきて学歴詐称疑惑。
パッキャオといえど国内で政治家としての評判は良くは無いですか、本当に当選の可能性が出てきました。
フシ穴の眼
が
しました