WBCジュニアフライ級の新王者、矢吹正道が現役続行を決断しました。

海外の大手プロモーターから好条件でオファーがある、とも報じられています。

京口紘人やエルウィン・ソトらジュニアフライ級のビッグネームを傘下に収めているマッチルームと契約するなら、近い将来団体統一戦がセットされるはずです。

それまで矢吹がベルトを死守できているかどうか、です。
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海外での試合となると報酬が下がりますが、井上尚弥vsノニト・ドネアのさいたまスーパーアリーナを絶賛していたエディ・ハーンは、日本でのビッグファイトを見据えていると思われます。

軽量級メインであの規模の興行なんて、欧米では想像すら出来ないでしょう。

ただ、矢吹はもちろん、寺地拳四朗や京口ですら、井上と比較すると一般のスポーツファンへの認知がまだまだ。現状で「たまアリでメイン」は考えられません。

マッチルームのジュニアフライ級戦略のクライマックスが、日本であることは間違いありません。

寺地の参戦や、ジュニアフライ級最強トーナメントを謳って、具志堅用高トロフィーを用意などの仕掛けも必要でしょう。

すでにリング誌タイトルを保持している京口が団体統一戦で明白な勝利を収めると、PFP入り濃厚です。

現在、井上が3位、井岡一翔が10位のMythical Ranking(妄想ランキング)。

京口が入ると井岡が弾かれる形になりますが、なんとか日本人3人揃い踏みのランキングを見たいところです。

もちろん、寺地や矢吹が京口を下せばその評価はそのまま掴むことになります。

リング誌PFPはこれまで、山中慎介と内山高志、山中慎介と井上尚弥と2人同時はありましたが、3人同時となると史上初。

しかも、WBOフライ級王者の中谷潤人も世界評価は抜群に高く、4人目も期待されまふ。

日本人が4人並ぶと、さぞかし壮観です。

ジュニアフライ級に戻って、京口と寺地の実力は世界も認めるところ、あとは人気です。

マッチルームが企画しているジュニアフライ級トーナメント、WBSSが絡むかもしれません。

WBSSは女子で開催予定でしたが、このパンデミックで頓挫。

さらに、WBSSは選手の間でも不信感が根強いため、賞金の最低保証や支払い期限の厳守、スケジュールの明確化など信用できる契約形態にして再出発する必要があります。

イバン・バランチェクらの「ファイトマネーの遅配と約束の金額と違う」なんて言語道断です。

遅配と報酬減額は飲んだドネアが離脱を仄めかしたのは「事務局との連絡が音信不通」ということでした。

契約書には上手に逃げ道を作っていたんでしょうが、普通に考えると詐欺集団です。

優勝賞金1000万ドル、賞金総額5000万ドルとか大嘘は要らないのです。