東京2020、女子フェザー級金メダリスト、入江聖奈がボクシングマガジン9月号の表紙を飾りました。
リング誌もリオデジャネイロ2016で金メダルを持ち帰ったクラレッサ・シールズを単独カバーしたように、唯一の金メダリストですから当然といえば当然です。
日本では普段はマイナーな「ボクシング」がカジュアルなスポーツファンにも非常に高い関心を呼ぶ可能性があることは「辰吉丈一郎」や「亀田一家」の事例からも明らかです。
また「村田諒太」「井上尚弥」を見ても、ある程度の興味関心を刺激するスポーツであり続けていることがわかります。
翻って米国でのボクシングのポジションは、完全マイナースポーツ。
大谷翔平の活躍を「マイナースポーツになりかけている野球の救世主」と崇める声も聞こえてきますが、ボクシングのマイナーはそんなレベルではありません。
かつてはシュガー・レイ・レナードやマービン・ハグラー、マイク・タイソンらスター選手のメガファイトが行われるとボクマガやボクワーは増刊号を出したものでしたが、それも今は昔。
カネロ・アルバレスやマニー・パッキャオの増刊号や特集号はあり得ません。日本でも米国でも、彼らを認知している人は圧倒的に少数派でしょう。
かつて、辰吉丈一郎の注目試合は増刊号や、ナンバー誌が特別号を発行していましたが、同じような扱いは今の井上尚弥では考えられません。
マイナー化が進み、現役プレーヤーの魅力が乏しい状況が長く続くと、古き良き時代への懐古・郷愁に怪盗するのはスポーツのみならず音楽など、文化一般に共通しています。
リング誌の2016年8月号から最新2021年10月号※まで、5年間のカバーを振り返ると、モハメド・アリ(2016年9月号)、パーネル・ウイテカ(2019年10月号)、マービン・ハグラー(2021年6月号)の追悼号を除いても、シュガー・レイ・レナード(2016年11月号)ら〝過去の栄光〟にすがったカバーが6例も数えられます。
※最新号を起点にすると2016年9月号にすべきですが、リング誌は経営難から2016年〜2018年まで年間9回発行の変則季刊誌に転落していたため8月起点にしました。
レナードの他の5例(2020年11月号のマニー・パッキャオ特集も現役選手ながら〝懐古・郷愁〟カバーと言えるでしょうがここでは数えていません)は「ガッティvsウォード」(2020年8月号)、「マイク・タイソン」(2020年9月号)、「アリvsフレイジャー」(2021年4月号)、シュガー・レイ・ロビンソン(2021年7月号)、フリオ・セサール・チャベス(2021年10月号)と、この約1年に集中しています。
「パンデミックだから現役選手の動向が少ない」という理由は、今年に入って興行が常態化した米国では通用しません。今年の10月号までの10冊は、半分の5冊が〝懐古・郷愁〟特集です。ものすごい確率です。
こうした一端からも、米国ボクシングがタバコなどと共にDying industry(死にゆく産業)に数えられて久しいことが実感できます。
ボクシングもタバコも完全消滅することはなくても、10年、20年後は一部の偏執的マニアだけに支えられる〝地下産業〟になるかもしれません(すでにそのステージに足を踏み入れています)。
そう考えると、日本のボクシングは決して悲観する状況ではない気もします。
魅力あふれる天性のキャラクターもあるにせよ、入江聖奈の露出はロンドン2012の村田諒太を上回ってるかもしれません。「ボクシングは大学で辞める」という入江の露出は今後は尻すぼみでしょうが。
本物のスターを渇望しているという点は日米共通、産業規模は比較にならないものの、ボクシングにも〝大谷翔平〟のような救世主が現れてくれるでしょうか。
リング誌もリオデジャネイロ2016で金メダルを持ち帰ったクラレッサ・シールズを単独カバーしたように、唯一の金メダリストですから当然といえば当然です。
日本では普段はマイナーな「ボクシング」がカジュアルなスポーツファンにも非常に高い関心を呼ぶ可能性があることは「辰吉丈一郎」や「亀田一家」の事例からも明らかです。
また「村田諒太」「井上尚弥」を見ても、ある程度の興味関心を刺激するスポーツであり続けていることがわかります。
翻って米国でのボクシングのポジションは、完全マイナースポーツ。
大谷翔平の活躍を「マイナースポーツになりかけている野球の救世主」と崇める声も聞こえてきますが、ボクシングのマイナーはそんなレベルではありません。
かつてはシュガー・レイ・レナードやマービン・ハグラー、マイク・タイソンらスター選手のメガファイトが行われるとボクマガやボクワーは増刊号を出したものでしたが、それも今は昔。
カネロ・アルバレスやマニー・パッキャオの増刊号や特集号はあり得ません。日本でも米国でも、彼らを認知している人は圧倒的に少数派でしょう。
かつて、辰吉丈一郎の注目試合は増刊号や、ナンバー誌が特別号を発行していましたが、同じような扱いは今の井上尚弥では考えられません。
マイナー化が進み、現役プレーヤーの魅力が乏しい状況が長く続くと、古き良き時代への懐古・郷愁に怪盗するのはスポーツのみならず音楽など、文化一般に共通しています。
リング誌の2016年8月号から最新2021年10月号※まで、5年間のカバーを振り返ると、モハメド・アリ(2016年9月号)、パーネル・ウイテカ(2019年10月号)、マービン・ハグラー(2021年6月号)の追悼号を除いても、シュガー・レイ・レナード(2016年11月号)ら〝過去の栄光〟にすがったカバーが6例も数えられます。
※最新号を起点にすると2016年9月号にすべきですが、リング誌は経営難から2016年〜2018年まで年間9回発行の変則季刊誌に転落していたため8月起点にしました。
レナードの他の5例(2020年11月号のマニー・パッキャオ特集も現役選手ながら〝懐古・郷愁〟カバーと言えるでしょうがここでは数えていません)は「ガッティvsウォード」(2020年8月号)、「マイク・タイソン」(2020年9月号)、「アリvsフレイジャー」(2021年4月号)、シュガー・レイ・ロビンソン(2021年7月号)、フリオ・セサール・チャベス(2021年10月号)と、この約1年に集中しています。
「パンデミックだから現役選手の動向が少ない」という理由は、今年に入って興行が常態化した米国では通用しません。今年の10月号までの10冊は、半分の5冊が〝懐古・郷愁〟特集です。ものすごい確率です。
こうした一端からも、米国ボクシングがタバコなどと共にDying industry(死にゆく産業)に数えられて久しいことが実感できます。
ボクシングもタバコも完全消滅することはなくても、10年、20年後は一部の偏執的マニアだけに支えられる〝地下産業〟になるかもしれません(すでにそのステージに足を踏み入れています)。
そう考えると、日本のボクシングは決して悲観する状況ではない気もします。
魅力あふれる天性のキャラクターもあるにせよ、入江聖奈の露出はロンドン2012の村田諒太を上回ってるかもしれません。「ボクシングは大学で辞める」という入江の露出は今後は尻すぼみでしょうが。
本物のスターを渇望しているという点は日米共通、産業規模は比較にならないものの、ボクシングにも〝大谷翔平〟のような救世主が現れてくれるでしょうか。

コメント
コメント一覧 (4)
殴り合いのスポーツで普通は躊躇しますが、子供に好きなことをやらせた親の理解、協力、支援、入江を育てた指導者にはあっぱれです。
ボクシングマガジンやボクシングビート以外の一般層にも入江の名前は知れ渡ってるので、ボクシング界にとって入江は宝でしょう。
フシ穴の眼
が
しました
入江選手の今後の活躍も期待してます!
フシ穴の眼
が
しました
特に初戦なんかは相手が素人に見えるほどで、あそこでメダル獲得を確信したファンも多かったと思うパフォーマンスでした。
そな露出の少なさがマイナーたる所以なのですが。
フシ穴の眼
が
しました