日本なら「ドネアはスポーツマンの紳士」。「カシメロは低脳な野蛮人」。
米国なら「極貧から這い上がった謙虚なパッキャオ」と「嫉妬と金銭欲に狂った下劣なメイウェザー」。
古今東西、どこの馬鹿でもステレオタイプな切り口が大好物です。
馬鹿は、歴史を知りません。というか、知ろうとしないから馬鹿なのです。
ノニト・ドネアを下手したら3年前に知ったようなアンポンタンが「ドネアは紳士」とのたまいます。
馬鹿は、米国を知りません。メイウェザーは〝まともな〟人気があると思い込んじゃいます。
それでも「ドネアvsカシメロ」が破綻した直接の原因がVADAのドーピング検査でないことは、誰にでもわかるでしょう。
「偏見でモノを言うな。事実で説明しろ」と説いてきた私が、こんなことをいきなり言うのは自分でもおかしいとは思いますが、ドネアのトラブルは、トップランクとゴールデンボーイ・プロモーションズの抗争の道具にされたこと、父ドネアとの決別、などなど…これまでにも数え切れないほどありました。
そして、その舞台裏(今回は表舞台?)には、いつも必ずレイチェルがいたことも。
そして、今回はドネアの栄養・コンディションイングコーチであるビクター・コンテが、カシメロ陣営に検体提出のタイミングについて非難を浴びせました。
コンテは、ドーピング・グル(教祖)と世界中が認める、実績でも名前でもドーピング界で飛び抜けた第一人者です。
ドネアは本当にサムライですか?
過去のトラッシュトークや対戦相手を愚弄する行為を持ち出すつもりはありませんが、彼はずっと〝仙人〟だったわけではありません。
少なくとも、今でも「李下に冠を正さず」という倫理観は完全に欠落しています。
もちろん「誰にだって、たとえコンテみたいなスポーツ史上最低の極悪犯罪者にだってセカンドチャンスは与えられるべき」という欧米的な理屈は、ありです。
しかし、ルイス・ネリを許せなくてコンテは許す、という、一部の日本のボクシングファンの理屈は、私には全く理解不能です。
まー、コンテなんて知らないというのが本当のところなんでしょうが。
おれおれ詐欺の出し子だけを激しく馬鹿みたいに憎悪して、本丸には全く思い至らない…。まさにこれぞ、馬鹿思考極まれり、です。
米国なら「極貧から這い上がった謙虚なパッキャオ」と「嫉妬と金銭欲に狂った下劣なメイウェザー」。
古今東西、どこの馬鹿でもステレオタイプな切り口が大好物です。
馬鹿は、歴史を知りません。というか、知ろうとしないから馬鹿なのです。
ノニト・ドネアを下手したら3年前に知ったようなアンポンタンが「ドネアは紳士」とのたまいます。
馬鹿は、米国を知りません。メイウェザーは〝まともな〟人気があると思い込んじゃいます。
それでも「ドネアvsカシメロ」が破綻した直接の原因がVADAのドーピング検査でないことは、誰にでもわかるでしょう。
「偏見でモノを言うな。事実で説明しろ」と説いてきた私が、こんなことをいきなり言うのは自分でもおかしいとは思いますが、ドネアのトラブルは、トップランクとゴールデンボーイ・プロモーションズの抗争の道具にされたこと、父ドネアとの決別、などなど…これまでにも数え切れないほどありました。
そして、その舞台裏(今回は表舞台?)には、いつも必ずレイチェルがいたことも。
そして、今回はドネアの栄養・コンディションイングコーチであるビクター・コンテが、カシメロ陣営に検体提出のタイミングについて非難を浴びせました。
コンテは、ドーピング・グル(教祖)と世界中が認める、実績でも名前でもドーピング界で飛び抜けた第一人者です。
ドネアは本当にサムライですか?
過去のトラッシュトークや対戦相手を愚弄する行為を持ち出すつもりはありませんが、彼はずっと〝仙人〟だったわけではありません。
少なくとも、今でも「李下に冠を正さず」という倫理観は完全に欠落しています。
もちろん「誰にだって、たとえコンテみたいなスポーツ史上最低の極悪犯罪者にだってセカンドチャンスは与えられるべき」という欧米的な理屈は、ありです。
しかし、ルイス・ネリを許せなくてコンテは許す、という、一部の日本のボクシングファンの理屈は、私には全く理解不能です。
まー、コンテなんて知らないというのが本当のところなんでしょうが。
おれおれ詐欺の出し子だけを激しく馬鹿みたいに憎悪して、本丸には全く思い至らない…。まさにこれぞ、馬鹿思考極まれり、です。
カシメロ陣営の最大の非は、噂レベルでしかないレイチェルの過去などを誹謗中傷したことです。これは、絶対に許されません。
しかし、それらはこのブログでは全くどうでもいいことです。
しかし、2番目の非は、大問題です。
つまりこのブログで最優先のリングにかかわる非です。
WBCのピースを持つドネアとタイトルを賭け合うということは、通常実施されるドーピング検査だけでなく、WBCとVADAで結託している「クリーンプログラム」に登録しなければならないということです。
統括コミッションの検査に上乗せてVADAの検査プログラムにも登録するということになります。
もう何度も書いてるので、繰り返しませんがVADAはザルです。
そして、VADAはある意味、検査の承認団体の様相も呈してきています。最悪のルートです。
もちろん「やらないよりはやったほうがいい 」という理屈もあるでしょう。
実際、私もリング誌などで読んだレベルですが、米国で最も厳格なネバダ州アスレティック・コミッションよりもVADAはマシです。
それでも〝ちゃんと〟ドーピングする輩にとってVADAの検査など、簡単にくぐり抜けれます。
零細企業のVADAは「五輪式365日24時間ランダム検査」を標榜しても、海外の選手まで検査できません。
それどころか、米国内でも「VADAは連絡してから来る」(フロイド・メイウェザー)、「フィリピンで検査されたことは一度もない」(パッキャオ)という有様です。
本物の「五輪式ランダム」は365日24時間、いつでも検査に行く、応じなければアウト、というだけだはありません。
365日24時間の「所在地」を提出しておかなければならないのです。報告していた場所にいなければ、その時点でアウトです。
こんなものパーティーマンのメイパックが応じるわけがありません。
それ以前に「クリーンプログラム」を掲げるWBCが、フリオ・セサール・チャベスJr.をどれほど遇したかは、ボクシングファンなら誰でも知ってるでしょう。
「メキシコベルトをリングに上げるな」とWBCを罵ったドーピング・アルバレスに、最終的にWBCが〝土下座〟したことも知っているでしょう。
レイチェルはいつも狡猾(かしこく)て、カシメロはいつも暗愚(ばか)です。
もし、井上vsドネアⅡが実現したら、ザルVADAではなく、JADAに文字面だけでない本物のオリンピック式プログラムで依頼するのも一考です。
日本人だから盲目になってるのかもしれませんが、どう考えても井上尚弥がドーピングしてるとは考えられません。
本物の五輪式365日24時間ランダムが導入されると、コンテは慌てるでしょう。シャバに出てからは、ご自慢のマスキングも最先端では試されていませんから。
かつてのドーピング・グルも今はロートル。JADAの検査でも突破できないかもしれません。
というか、そうなるとリング上では「井上vsドネア」で、リング外では「JADAvsドーピング博士」。
普通に考えて、コンテ、つまりドネア陣営が拒否するでしょう。
コメント
コメント一覧 (5)
フシ穴の眼
がしました
まさかカシメロがやってる裏が取れたから先手必勝でイチャモンつけただなんて〜
まさか悪人がバカを出し抜いた話だなんて〜
…
…
フシ穴の眼
がしました
まぁカシメロに変な風に噛みつかれたから財力でマウントとって潰したというのが個人的な見解ですが…
井上を中心に報じる国内メディアとファンからするとドネアを支持するのはわかりますが、実際は井上の試合しか見た事が無い層の印象論が殆どでしょうね。
フシ穴の眼
がしました
フシ穴の眼
がしました