ガーボンタ・デービスが〝大方の予想通りに〟階級の壁に苦しみながら、〝大方の予想を覆して〟力強いKO勝利を摑み獲りました。

シーソーゲームでした。

Show me're great!


7ラウンド後のインタバルで、リングサイドに陣取ったフロイド・メイウェザーから「(ShowTimeの非公式採点では)負けてる!俺にかっこいいところを見せてくれ!」と発破がかけられると、次の8ラウンドに2度のダウンを奪ってみせます。

そして、11ラウンド。3度目のダウンを奪って試合を終わらせました。
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後半、爆発的なパワーを見せつけたデービスですが、レオナルド・エルベの「135ポンドが適正」という言葉に「現時点ではそう思う。(140ポンドに本格的に進出するのは)2年後」と140ポンドに戸惑いも見せました。

メイウェザーは「私よりも早いステップで130、135、140と踏んできたんだから簡単な挑戦じゃない。それでも上出来だ。私の最重量154ポンド(ジュニアミドル)で戦うことはないだろうが、その下(147ポンド)は視野に入っている」。

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ジャブではバリオス28/171(16.4%)がデービス(14/114=12.3%)の2倍をヒットさせました。しかし、パワーパントではデービス(82/182=45.1%)、バリオス(65/223=29.1%)と大きく逆転。この数字は実際の試合展開をよく伝えてくれています。


166㎝のデービスが、178㎝のジュニアウェルター級の二級王者マリオ・バリオスをパワーでねじ伏せたのは意外でしたが、相手が一級(ジョシュ・テイラー)なら勝手は全く違っていたでしょう。

10ラウンドまでのスコアカードは96-92/97-91/96-92と大きくリードしていましたが、マネーが大声をあげて「負けてる」と伝えたように少なくとも7ラウンドまでは接近した内容でした。

デービスは3階級制覇達成(WBAセカンドタイトルを王者と認めるとして)。

最初のジュニアライト級で、ホセ・ペドラザを仕留めたのはお見事でしたが、ライト級のユリオルキス・ガンボア相手の決定戦ではモタつきもしせました。

そして、今日のバリオス戦。

ライトとジュニアウェルターは、階級最強とは到底言えない相手を選んでの戴冠です。

タンク・デービスは強い。しかし、140はもちろん、135ポンドでもまだ本物の強豪とは戦っていません。

ガンボアとレオ・サンタクルスと峠を越えた下の階級のボクサー相手の135でも、いくつかの課題を見せてしまったデービスは今日の〝ボーナス140ポンド〟でもシーソーゲーム。

「テイラーへの挑戦は?」と聞かれたエルベが「英国人はアメリカでは人気がない。次の相手がテイラーというのは100%ない」。

さすが、タンクの性能をよ〜くわかっています。 豪快に勝ちはしましたが、ライトとジュニアウェルターのタンクの実体はチェリーピッカーです。

次に誰と戦うのか?確かに興味津々です。なんとなく、旬の強豪ではなく、また看板か名前があるだけの相手を選びそうです…。