Saturday 10, April 2021(日本時間4月11日)
  
Mohegan Sun Casino, Uncasville, Connecticut, USA
commission:Mohegan Tribe, Department Of Athletic Regulation
promoter:Tom Brown (TGB Promotions)

USA Showtime 

IBFジュニアバンタム級タイトルマッチ
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「ファン・フランシスコ・エストラーダvsローマン・ゴンザレス」「シーサケット・ソールンビサイvsカルロス・クアドラス」で展開される〝WBCスーパーフライ・トーナメント〟の優勝者との対決を伺うのが、WBO王者の井岡一翔とIBF王者アンカハスです。

アンカハスはパンデミックの影響で1年4ヶ月のブランクを余儀なくされ、自身が所有する農園で働くなど、トレーニングに100%集中できる環境ではなかったようです。

ライバルの台頭によって完全下り坂のトップランクに見切りをつけてPBC傘下となったアンカハスは、これが新天地での第一戦。9度目の防衛戦は、絶対に負けられないだけでなく、勝ち方も問われます。

オッズは王者が1/6(1.67倍)、挑戦者13/2(7.5倍)と大きく開いていますが、相手はここ最近〝番狂わせ〟づいているノーマークのメキシカン、不気味ですが、スカッと勝つでしょう!

そして、10度目の防衛戦は日本でWBOの井岡との統一戦になれば最高なのです!


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メインイベントはウェルター級の新星ジャロン・エニスが元IBFライト級王者セルゲイ・リピネッツを迎える〝一次試験〟。

〝サムライ〟の異名を持つリピネッツは近藤明広との決定戦に勝利して戴冠したものの、マイキー・ガルシアに敗れて初防衛に失敗。

18戦16勝12KO1敗1分と敗北はマイキーに喫した一つだけですが、昨年10月に〝カナダ限定の強豪〟カスティオ・クレイトンとのIBFウェルター級暫定王者決定戦で引き分けるなど、完全に底の見えた32歳。

ただ、そのリピネッツがキャリア最強というのがエニス。

リング誌の「Prospect of the Year2020」に選ばれた23歳のスイッチヒッターが一次試験を難なくクリアできるか?ここでの躓きは、今後のキャリアにも大きく影を落としてしまいます。

オッズはエニス1/10(1.1倍)、リピネッツ9/1(10倍)。

お手並み拝見、です。