THE ATHLETICとESPNが「交渉中」と報じたマニー・パッキャオとテレンス・クロフォードのメガファイト。

MPプロモーションズのショーン・ギボンズはこの報道を「噂はデタラメ。クロフォードが誰と戦うのか知らないが、それはパッキャオではない」と全面否定。

一方で、ボブ・アラムは「今週中(日本時間4月3日)に、クロフォードが戦うメガファイトの相手を発表する」 と語りましたが、すっかり往年のパワーを失っているトップランクでは超大物パッキャオとの交渉は難しいと見られています。

「アラムのことだからホセシト・ロペスあたりの名前を出してくる、そのレベルがトップランクのメガファイト 」と揶揄する声まで上がっていますが、ホセシトでメガファイトとは笑止千万です。

WBO王者クロフォードの指名挑戦者はショーン・ポーターですが、非力でこの階級では何も試されていないクロフォードにポーターは危険過ぎます。

If Crawford takes the fight with Porter, he’d be ready for a survival of the fittest type of fight because it might end up being his worst nightmare come true.

ポーターと戦うなら、クロフォードはサバイバルの悪夢を見る。


テオフィモ・ロペスとの関係が完全に冷え切っているトップランクにとって、クロフォードは一枚看板。これからも、ぬるい相手と戦って錆び付いていくのかもしれません。

それにしても、GBPほどの惨状ではないものの、トップランクも落ちぶれました。

ゲンナディ・ゴロフキンやジャーメル・チャーロの名前も一部メディアで挙がっていますが、非力なクロフォードにとっては惨敗の可能性が大きいだけにやらないでしょう。 

病的なパックマニアとしては、クロフォード戦が実現して欲しいところですが…。

さて、そのパッキャオは残念なくらい呑気に構えています。
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もはや頭の中は来年の大統領選挙でいっぱい?

今日、コロナ禍に端を発した米国でのアジア人差別、暴力行為に「We have one color in our Blood!!Stop discriminating. LOVE AND PEACE TO EVERYONE!!(肌の色で差別するな!血の色はみんな同じだ!すべての人に愛と平和を!!)」とツイート。

FIGHT ME INSTEAD 「無力なアジア人を攻撃するなら、まず俺と戦え!」。

格好いいポスターまで作っちゃって。

まー、でも、それは来年になったらやりましょう。大統領選は来年ですよ。

とりあえずリングに戻って来なさい。