2015年5月2日、6年越しの交渉の末についに実現した「メイウェザーvsパッキャオ」。

興行規模だけが史上最大だった、つまり最もコスパの悪い、要は史上最悪の期待外れのメガファイトでした。
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それでも、試合前はそんなことはわかりっこありません。
 
チケット代は、MGMの売り出し価格で約30万円が最安値でしたが、手に入るなら見に行こうと思ってました。

しかし、私が買おうとしたときにはその席はソールドアウト、転売価格は100万円に迫っていました。

それでも、とんでもない名勝負になったら後悔すると、妻に土下座してでも…、とまで迷いましたが、さすがに100万円はありえません、思いとどまって大正解でした。

大金をドブに捨てる危機は回避しましたが、あの試合を見た後の喪失感は深過ぎました。

リング誌の定期購読をやめて、大量のバックナンバーも古本屋にでも売ろうと思いました。

それでも「これでお別れ」と過去のリング誌を読み返してると、まだ子供が小さくてリング誌を噛み破いた号など、当時のいろんな思い出も一緒に蘇り、そして何よりもかなり鋭く面白い記事が多いことに改めて感動しました。

もはや、リング誌を捨てるなんて考えは霧散、それどころか愛おしくてたまらなくなりました。

当時、慢性的な経営難から毎年ページ減を強いられていたリング誌は、2015年から月刊体制まで破綻、年9回発行の変則季刊誌になっていました。

64ページまで薄くなったリング誌。

その背表紙にプリントされた「RING MAGAZINE」の文字も窮屈そうで、今までこんなに楽しませてくれた雑誌の定期購読をこのタイミングで切るのも憚られました。

そして、リング誌のプリントバージョンの廃刊までが噂に上がっていましたが「だったら廃刊まで見届けてやろう」と思い直したのです。

その後、親会社のゴールデンボーイ・プロモーションズの経営も傾きますが、新たな出資者からのサポートで2019年から月刊誌として復活。ページ数も80まで戻しました。

今では、しばらく定期購読から離れていた英国ボクシングニューズ(BN)誌も取り始め、1ヶ月にリング誌1回、BN誌4〜5回が届けられる生活を送っています。

しかし…。

パンデミックの影響もあり、両誌とも試合展望や結果の総括、それに伴う歴史的な考察などの記事が少なくなり、過去のグレートの特集など懐古調の色彩が濃くなっていることに少し飽きてしまったのかもしれません。

いつもならどんなに疲れていても、届いたその日に封を開けていたBN誌でしたが、仕事が超繁忙ということもあり、封を開けないうちに次の号が到着ということが何度かありました。

仕事が忙しいというのはウソですね、どんなに忙しくても、本当に好きなら寝る間も惜しんですぐ読みたいはずですから。

仕事に余裕がある時期でも、さらっと目を通すつもりが夢中で読み込んでしまい睡眠不足、なんてことがリング誌とBN誌が同時に届いた日なんかはよくありました。

封も開けずに次の号着荷というのは如何なものか?と思い立ち、今月で切れるBN誌の定期購読は更新しませんでした。

ロンドンから白いビニール袋にパックされたBN誌は、4月からもう届かない。

そう思うと少し寂しい気もしますが、月刊のリング誌と違って、週刊のBN誌は結構なペースでかさばっていきます。

今のところ、リング誌の定期購読をやめるつもりはありませんが、面白い試合が見たいです。


6月は日本と世界のエースがリングに上がる予定。

もしかしたら中谷正義vsワシル・ロマチェンコも6月26日が有力と言いますから、日本のボクシングファン、スポーツファンにとってはオリンピック開幕前にでっかい楽しみが出来ました。

梅雨空を粉砕するようなファイトを期待します!