「4」って「four」で良かったっけ?と毎日脳細胞が死んでる酔っ払いの昔話がつづきます。

スポーツのことだけでも書き留めておきたいことが書き切れないほどあります。

その時々に思い立ったことをワーッと書き殴っているので、完結していない話がどんどん溜まってるように見えるかもしれませんが、完結してるように見えるお話も何一つ完結していません。

全ての話が、旅の途中です。

どんどん新しい話をわーッと思いついて書き殴ってしまいますが、一旦書いたけど興味を失くしたなんてものは一つもありません。

ああ、あの続きを書こうと思いつくこともしょっちゅうあります。そんなときは、最初に考えていたストーリーと大きく変わることもよくあります。

いずれにしても、思いついたことをあっという間に叩きつけるように書くので、誤字脱字はもちろん文章としても成立していないなんてことも当たり前の乱文乱筆失礼ブログですが、仕事抜きで好き勝手に書き殴るのは格好の気分転換や時間つぶしになります。

そんな感じなので、さて何を書こうか?なんて迷ったりすることは全くありません。毎日脳細胞が死滅してても、書こうと思うことは掃いて捨てるほどあります。

それでも、一つのテーマでも、あまりにもいろんな方向から書きたいことが溢れかえってしまい、どこから始めても楽しく書き殴れるのはわかってるとはいえ「さ〜て何処から始めるか?」と、このブログを書くときにはありえないアイドリングすることが稀にあります。

パッキャオ話はその典型です。他の話以上に読み手無視の自己満足と勝手気儘の体臭が立ち昇っているはずです。

そして。

当たり前ですが、世界のボクシングを教えてくれただけでなく、英語の扉まで開いてくれた80年代に紡がれた米国ボクシングの血風録、その主人公マーベラス・マービンもまた「さて、何処から書こうか?」という想いの詰まったテーマです。
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現代のように下痢便の如く動画が垂れ流されていない時代、試合以外のハグラーの動画など稀少でした。たった一枚のスナップからも、私たちはハグラーを感じようと必死でした。

こんな普通のモノクロ写真でも、私の脳内ではハグラーはフルカラーで滑らかに靴ひもを結び、練習のリングに向かうのです、私の頭の中では。

マーベラス・マービン・ハグラーは確かにハッキリ動いていました…。っていうか、今見ても、普通に動いてます。

わしにはYouTubeなんて要らんのじゃ!生まれた時から脳内に動画ソフトが埋め込まれとんねん!

まあ、普通は誰だってそうでしょう。自分の大切な人を思い出すとき、その人は「ビデオオン」「ミュート解除」なんて小細工いりますか?

「じゃあ、お前の子供の思い出の動画も削除しろ」と言われたら、しないけど、無くなったって平気じゃ。

そんな感じで、マーベラスは中学生の私の脳内でも、たった一枚の写真でも、IMAXどころか体温・体臭まで感じ取ろうとして、馬鹿だから、それができた気がしました。ハグラーの体温はワニのように低く、体臭は分厚い装甲と凶悪な角を持つサイのように臭かったです。


私は「引きこもりの不登校だったからハグラーたちや名画の数々と出会えた」と思ってましたが、もしかしたら逆ではないかと、最近思うようになりました。

ハグラーたちがいなければ、私は授業に出ないで図書館にこもったり、天気の良い日はスボイラ誌を持ち出して、川べりや海べりで読み耽るなんてことはしなかったでしょう。

小さなカビ臭い映画館で日長一日過ごしたのは、魅惑の銀幕世界、特にニューシネマやロードムービーに耽溺できたからです。

「引きこもりだったから〝ハグラー〟と出会えた」 んじゃなくて「〝ハグラー〟がいたから引きこもりになった」のかもしれません。

そう考えると、私の青春時代を奪ったハグラーには慰謝料を請求しなければなりません。
 



…部活レベルの同窓会にも滅多に顔を出さない私ですが、オンライン飲み会の普及定着で普通にクラスの同窓会も断りにくくなって追い詰められて、昨年末に出席しました。

当然、高校卒業以来会ってない友人、といっても引きこもりの私にとっては名前と顔を見てやっと思い出すというヤツらばかりどころか、最後まで「こんなヤツいたっけ?」というのもいましたが、そんなヤツらも含めて私のことはすごく覚えてくれててたことに、本当に驚きました。 

私はクラスメイトからは「印象の薄いヤツ」「嫌なヤツ」「気持ち悪いヤツ」と思われてると感じてました。

成績も悪いし「見下されてる」くらいに感じてました。

しかし、彼らから逆に「見下されてると感じてたから声とかかけづらかった」と言われときは、ちょっとショックでした。




「マーベラス・マービン話」は、私にとっては「自分のことを書け」ということです。

ハグラーは、あの頃の鬱屈した私の数少ない〝友人〟の一人で、師匠でした。

学校や授業に馴染めない、友達がいない、成績が悪いということに対して、少しは引け目はありましたが、高校での野球や陸上の部活動では全く劣等感はありませんでした。

ハグラーの威風堂々を知ってる私には、何も怖いものなど無かったのです。

トラブルになってた他校のバカ集団で襲ってきたときは、すぐに逃げますが。。。。ガッツ石松みたいな喧嘩上等なら格好良いのですが、本質的に喧嘩弱いからパワープレーは逃げます。

ガッツのは喧嘩の仕方を解説してほしいです。あの「池袋」は事実でしょうが、複数の喧嘩玄人を一人で叩きのめすって技術的に不可能です。

相手が「石松だ!いろんな意味でヤバい」となったのなら、わかります。

そうじゃなくて、一人でやったなら。歴代PFPはシュガー・レイ・ロビンソンではないですね。

話は脇道それまくりですが、激しい喧嘩の記憶っていつまでも残ってて、当時は「一対一で会ったら叩きのめす!」といきりまくてたのに、最近は年に一回くらい怖い夢見るんです。逃げ場がないとこに100人くらいに追い詰められて、絶体絶命な夢。

自分のチキン夢の話してどないすんねん、ってことで、ハグラーの話。

 
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FOUR KINGS。

これ、日本語に訳すとしたら?

直訳無粋ですが、私は「四天王」ってやっちゃいます。

日本で「fabulous four」が好まれるのは、ナンバー誌のビデオのタイトルで使われたからでしょうか。

私は単刀直入の FOUR KINGS でいいです。

「fabulous」なんて、ちょっと違う、ウザい気がします。

すみません、ナンバー誌、文春。あのビデオは本当に最高でした。「FOUR KINGS」にすべきでないのもわかります。「fabulous four」の方が格好良いですから、日本では。

「逆・文春砲」ですな。「カッコつけるな!リング誌の FOUR KINGSの方が日本人にもわかりやすいし、ややこしいの持ってくんな!」ってことです。
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酔っ払わずに書こう、書きたい。と、思ってましたが、この時間では無理でごんす(ヒョウタンツギ)。

私のようなド下手な料理人でも、歴史的に最上級の素材が目の前にあれば、普通に刺身にしていいのか戸惑うしかありません。

ハグラー、私にとっては「ゼットン」や「ヨロイ大元帥」らと何ら変わりません。ゴジラとハグラー、何が違うのか、正確に説明できません。

架空か現実か、の差しか私にはありません。

きっと、リング誌やスポイラ誌を拙訳したり、パンチスタッツやオッズを出したハグラー血風録を書く方が歓迎されるのかもしれませんが、自己満足のお話は続くのである。

不平不満・疑問、これを知りたい、あれを書いてくれ、なんてのがあれば「いつか答える」「いつか必ず書きます」。