Saturday 27, February 2021
Hard Rock Stadium, Miami, Florida, USA  

Super Middle Contest, 12 Rounds
Ringmagazine 
Super Middle Title
World Boxing Council World Super Middle Title
World Boxing Association Super World Super Middle Title


昨年12月19日、アラモドームで苦戦も予想されたカラム・スミスを一方的な判定で下してからわずか71日、カネロが日本時間28日(日)にリングに戻ってきます。

対戦相手はイスタンブールの〝ミスター・ロボット〟 イルディリム。

29歳のトルコ人は2019年2月23日(アンソニー・ディレル戦=負傷判定負け)以来、2年と4日ぶりのリング。BoxRecではinactive、引退扱いです。

スーパースターが登場するリングはいつだってメガファイトですが、これほど冷めた目で見られるメガファイトは記憶にありません。

プライムタイムど真ん中のPFPキングに、世界基準での勝利は一つも無いローカルファイターが挑む…オッズは悲惨なことになっています。
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ウィルアムヒルではカネロ勝利が1/50(1.02倍) 、イルディリム14倍。カネロ1/200(1.005倍)なんて数字も叩かれています。 

リング誌などは、トルコが舞台になったシリーズも制作された「ミッション・インポシブル」にひっかけて報じていますが、トム・クルーズがミッション・インポシブルを完遂するのは映画の世界、リングの上ではありません。

イルディリムのトレーナーはティモシー・ブラッドリーやアブネル・マレスを研磨したホエル・ディアス。

「チャンスは誰にだってある。カネロは現代最高のボクサーと言われているが、アブニも多くの可能性を秘めている。リングの上ではなんだって起きるんだ。アンディ・ルイスJr.がアンソニー・ジョシュアをノックアウトするなんて誰が予想したか?二つの拳をスイングしあうリングの上ではなんでも起きるし、起こせるんだ」(ディアス)。

イルディリムは「試合前にあまり大げさなことは口にしたくない。準備はできている。1日2回のハードワークを通じて素晴らしいコンディションを作ることができた。自分とトルコのために戦う」。

トルコのボクサーと聞いて記憶に新しいのは〝ミニ・タイソン〟セルチュク・アイディン史上初の世界王者の期待を乗せて進撃しましたが、夢は叶わず。

もし、イルディリムが大番狂わせを起こすようなら、ルイスJr.どころかバスター・ダグラス級の衝撃です。
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先日、ミゲール・ベルチェルトを攻め落としたオスカル・バルデスはチーム・カネロの先鋒。今週はエースの登場です。=画像は「俺が負けると信じてた人たちはもう何も言えない、黙ってなさい」の〝シー〟ポーズをご機嫌で決める陣営。

「バルデスvsベルチェルト」は専門家予想でこそ超大番狂わせでしたが、戦後の記事でアップセットの記述が控えめだったように番狂わせとは捉えにくい試合でした。

カネロを支えるエディ・レイノソは「イルディリムは我慢強いファイター。ディレル戦も勝っていたのに不運な判定に泣かされた。土曜日の夜に我々の前に立ちふさがるのは、鋼鉄の根性で向かってくるファイターだ。ただ、ハートはカネロの方が上だ。いくつかの作戦を用意している」と静かに語るだけ、油断は微塵も感じられません。

舞台はマイアミ、ハードロック・スタジアム。NFLマイアミ・ドルフィンズの本拠地です。

アメフト時でキャパ7万5000人、フロリダ州の収容制限はどうなっているのか不明ですが、ラスベガスなどのカジノではない巨大スタジアムでのイベントには胸が躍ります。

といっても、それはよほど酷いマッチメイクでなければ…の話です。 

さすがに、番狂わせは無いでしょう。カネロの前半ストップ。それしか予想できません。