Saturday 20, February 2021
The Bubble, MGM Grand, Las Vegas, Nevada, USA  
WBC世界ジュニアライト級タイトルマッチ

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ジュニアライト級戦線の主役を賭けた一戦です。

トップランクと業務提携、イベントを生中継するESPNはもちろん、他の専門メディアでも大きくとり上がられている大一番。

このクラスは常に注目される人気クラスではなく、オスカー・デラホーヤやフロイド・メイウェザー、マニー・パッキャオら超がいくつも付くスター選手が出現したときにスポットライトが集まる階級です。

もちろん「ベルチェルトvsバルデス」はそのスケールにはありませんが、当時のデラメイパックをAAAと各付けると今回はAレベルではあります(ちょっと過大評価です)。

ゲート収入も期待できるコロナ下でなければ、ファイトマネー100万ドル近くに届いても不思議ではないカード。

さて、現在の130ポンドシーンをタイトルホルダーで俯瞰すると、リング誌は空位。
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日本では馴染みが薄いIBOを含めているとはいえ、こうして並べるとアルファベットタイトルの多さにはゲンナリしてしまいます。

IBFはジョジョ・ディアスの体重超過で剥奪、シャフカッツ・ラヒモフ戦がドローで空位となった王座をラヒモフと尾川が争うことが決定しています。

このクラスでの「日の丸復権」と「日本人ボクサーが刈り獲る果実はでかい方がいい」という観点からも、個人的には人気のあるオスカル・バルデスの後半ストップ勝ちを予想します。

バルデスはジュニアライト級で2試合のチューンナップで、130ポンドへの順応は進んでいるはずです。ベルチェルトをクロスレンジの打撃戦に巻き込むことが必要条件ですが、技術的には問題ないはずです。 

やはり、体格差がカギになりますが、専門家予想ほど絶望的な試合ではありません。