SATURDAY, JAN. 30
Los Angeles (Fox)
Caleb Plant (No. 2) vs. Caleb Truax (No. 6)
12 rounds – super middleweights (for Plant’s IBF title)
リング誌/WBA/IBFのカネロ・アルバレスが168ポンド完全統一に残された2つのピースのうちの1つ、IBFのストラップを巻くケイレブ・プラントが3度目の防衛戦に臨みます。
挑戦者はカレブ・トルアックスは2007年プロデビュー、ジャーメイン・テイラーやダニエル・ジェイコブス、アンソニー・ディレル、ジェームズ・デゲイル、ピーター・クイリンらと拳を交えた歴戦の37歳。
オッズは28歳のチャンピオンが1/33(1.03倍)、挑戦者は10倍。
Goldenの渾名を持つトルアックスが、全勝のスイートハンズ相手からカネロ戦の黄金チケットを奪取する可能性は極めて低いという見立て。
確かに、ホセ・ウスカテギを番狂わせで下したプラントは2度の防衛戦をいずれもストップ勝ち、タイミングと回転力のある連打にますます磨きがかかっています。
ここは順当に王者が防衛、メガファイトに歩を進めることになりそう。
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SATURDAY, FEB. 13
Indio, California (DAZN)
Joseph Diaz (No. 3) vs. Shavkatdzhon Rakhimov
12 rounds – junior lightweights (for Diaz’s IBF title)
ジョセフ・ディアスがホーム・カリフォルニアのリングに迎える初防衛戦の相手は、指名挑戦者シャフカッツ・ラヒモフ。サウスポー対決です。
アマチュアでタジキスタン王者に3年連続で輝いているラヒモフは15戦全勝12KO無敗の26歳。ホームのロシアを離れて戦った経験は無敗のIBFインターコンチネンタル王者アジンガ・フジレを敵地・南のアフリカで8ラウンドTKOに下した直近の1試合だけ。
オッズはオリンピアンでプロでの経験でも勝る28歳の王者が4/9(1.44倍)、26歳の挑戦者は7/4(2.75倍)。
階級最強と目されるミゲール・ベルチェルトと対抗馬ジャメル・ヘリングに、フェザー級からシャクール・スティーブンソン、オスカル・バルデスも参戦。ホットコーナーになりつつある130ポンドは日本人のタレントも最前線で暴れてほしいところ。
Patrick Teixeira (No. 9) vs. Brian Castano (No. 5)
12 rounds – junior middleweights (for Teixeira’s WBO title)
人気者ディアスの前座を務めるのがブラジル人のWBOJr.ミドル級王者パトリック・テシェイラと、アルゼンチン人のブライアン・カスターニョの南米対決。
本来なら昨年4月に行われていたカードでしたが、コロナ禍の影響で、ここまでずれ込んでしまいました。
オッズは、打たれ脆い30歳の王者が3倍。元WBA王者で16戦全勝12KO、32歳の挑戦者が1/4(1.25倍)と政権交代が濃厚と見られていますが、果たして?
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Las Vegas (ESPN)
Joe Smith Jr. (No. 4) vs. Maxim Vlasov
12 rounds – light heavyweights (for vacant WBO title)
こちらも2月13日に行われる世界戦。舞台はラスベガス、すっかりお馴染みとなってしまったMGMグランド・カンファレンスセンター特設会場、The Bubbleです。
バーナード・ホプキンスに引導を渡し、エレイデス・アルバレスを派手に倒したスミスと、WBOの地域タイトルをコレクションしながらランキングを上げてきたマキスム・ウラソフが空位のWBO王座を争います。
オッズは31歳の王者が2/7(1.29倍)、34歳のロシア人が 13/5(3.6倍)。
このクラスはWBC/IBF王者アルトゥール・ベテルビエフ、WBA王者ドミトリー・ビボルと無敗のロシア人が3つのピースを抑えています。
スミスがロシア独占に待ったをかけるか?
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U.K. location TBA (DAZN)
Josh Warrington (No. 1) vs. Mauricio Lara
12 rounds – featherweights
こちらは英国開催のフェザー級ノンタイトル12回戦。
階級最強を目指すジョシュ・ウォリントンがWBA王者シュー・ツァンかWBC王者ゲイリー・ラッセルJr.との統一戦を計画していることにIBFが反発、無敗の英国人はタイトル返上しました。
現在、リング誌フェザー級王座は空位で、1位がウォリントン。
2位ラッセルと3位ツァン。どちらと戦うにしても、勝者がリング誌のチャンピオンベルトを腰に巻くことになる一戦です。
ウォリントンにとってこの試合は、大勝負への調整試合。
22歳のメキシカン、マウリシオ・ララは戦績こそ21勝14KO1敗と立派ですが、世界基準の相手との対戦は一度もなく、オッズも1/14(1.07倍)と7倍 、大きく開いています。
1952年10月、THE NEW YORK BOXING WRITER'S ASSOCIATION からリング誌認定チャンピオンベルトを贈られたロッキー・マルシアノ。
アルファベット団体のベルトにこだわらずに、強豪との対戦を優先する。
かつて、マニー・パッキャオが虜になった〝ビッグネーム病〟とは一味違いますが、アルファベット団体のベルトに価値を見出さないという姿勢は共通しています。
ウォリントンにしろ、パッキャオにしろ、この戦い方はThe Undisputed Champion(4団体完全統一)を目指すベルトコレクションとは真逆の最強への道です。
アルファベットのベルトは下手したら1つも残らないかもしれませんが、リング誌ベルトはほぼ確実に手に入れることができるでしょう。
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SATURDAY, FEB. 20
Las Vegas (ESPN)
Miguel Berchelt (No. 1) vs. Oscar Valdez
12 rounds – junior lightweights (for Berchelt’s WBC title)
そして、フロイド・メイウェザーvsローガン・ポールと同じ2月20日の夜に組まれたWBC世界ジュニアライト級タイトルマッチ。
WBC王者ミゲール・ベルチェルトに、2階級制覇をかけて無敗のオスカル・バルデスが挑みます。こちらも、昨年11月から延期された注目のメキシカン対決。
オッズは29歳の王者が2/7(1.71倍)。30歳の挑戦者は13/5(3.6倍)。
コメント
コメント一覧 (4)
クォーター王者だという記事も見かけました。
複数階級制覇も、クォーター王者としての複数階級制覇なのか、
きっちりベルトを保持したままの4大団体制覇なのか、2団体統一王者なのか、事実上の4大団体制覇をして階級最強のままの制覇なのかによって変わってくる。
また王者もいろんな王者がいて、わけがわからない。決定戦、昇格、リネラル、休眠、暫定、セカンド。
団体のルール、人気先行のボクサー、プロモーター、スポンサーの思惑などいろんな複雑なからみがある。
フシ穴の眼
がしました
井上はどうするかわかりません。
ベルトを保持したまま、4大団体統一というのはなかなか難しい。
各団体によってルールが異なる。
IBFの厳格なルールに縛られるくらいなら、さっさと返上して階級最強とよばれるラッセルとの戦いを優先するなら、それもありでしょう。
ラッセルとの戦いが決まれば楽しみですね。ウォーリントンのスタミナ&鬼のような密着したラッシュ戦法が、スピードタイプのラッシュに通用するかです。
フシ穴の眼
がしました
え、何で・・・?
なんかダメなん?
フシ穴の眼
がしました