世界のボクシング界で最も注目されるThe Boxing Writers Association of America(BWAA)の各賞が発表されました。

◉Sugar Ray Robinson Award Fighter of The Year(シュガー・レイ・ロビンソン杯=年間最高選手賞)

ノミネートされた6人(Canelo Alvarez Gervonta Davis Tyson Fury Teofimo Lopez Jr. Errol Spence Jr. Joe Smith Jr.)の中から選ばれたのは、テオフィモ・ロペスJr.。

リング誌ではフューリーとのダブル受賞でしたが、最も権威のあるBWAAでは単独。このボクサー最高の名誉に輝いた米国人は、2015年のフロイド・メイウェザー以来5年ぶり。

さらに、父親のテオフィモ・ロペスSr.はEddie Futch Award Trainer of the Year(年間最優秀トレーナー賞)、マネージャーのデヴィッド・マクウォーターもCus D’Amato Award Manager of the Year(年間最高マネージャー賞)に選出されました。

〝チーム・ロペス〟は三冠達成を果たしたことになります。
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このクラスはロペスを筆頭にライアン・ガルシア、ガーボンタ・デービス、デビン・ヘイニーと、米国の人気者が並んでいます。

中谷正義と日本の「ライト級ウォーズ」の波が彼らに襲いかかる日もやって来るはずです。

中谷らがロペスやガルシアを米国リングで沈めるシーンを早く見たいものです。




◉Muhammad Ali – Joe Frazier Award Fight of the Year(モハメド・アリ−ジョー・フレージャー杯=年間最高試合賞)

ノミネート6試合(Gervonta Davis-Leo Santa Cruz Carlos Gongora-Ali Akhmedov Juan Francisco Estrada-Carlos Cuadras II Masayoshi Nakatani-Felix Verdejo Alexander Povetkin-Dillian Whyte Jose Zepeda-Ivan Baranchyk)には「中谷vsベルデホ」も挙がっていましたが、今回は受賞を逃しました。

受賞したのは「ホセ・セペダvsイヴァン・バランチェク」。 5ラウンドで両者が8度のダウンを応酬する大激戦でした。