「なぞかけ」状態のままの気まぐれ企画。

「謎解き」はいつか必ずやりますが、先走って今夜は「ボクシング大国比較」。

データは1月15日のBoxRec からですが、今日17日と大きな差異はありません。ボクシング大国と聞いて、すぐに思い浮かぶのは米国、メキシコ、日本、英国です。
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プロボクシングの競技者人口(有効ライセンス取得者)は全世界で2万5499人。

4大国では、21世紀に入って米国を抜き去ったメキシコが4303人、世界シェアは16.8%。

米国が3717人で続き、日本と英国は1000人台。現在のボクシング界がメキシコ時代を迎えていることがよくわかります。

そして、日本贔屓にバンタム級とフェザー級に絞ってみると…。
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やはり、メキシコの人口が図抜けています。2位に付けているバンタムの日本、フェザーの米国をダブルスコアで圧倒。

そして、英国が圧倒的最下位に沈んでいますが、このクラスでもしっかり世界王者を輩出していることから〝効率〟の高さが伺えます。

特に、英国フェザー級人口は日本の3分の1に過ぎません。

世界タイトルを「富裕国の〝たらい回し〟」にしたい承認団体の思惑も大きく影響しているとはいえ、フェザー級に日本の拳をめり込ませたいです…。
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そして、ウェルターに目を向けると、さすがに米国が499人、世界シェア30%でトップ。それでも2位は英国ではなくメキシコです。

このトップ2から大きく引き離されて149人の英国、その英国の半分以下の70人が日本。

この数字を見ると、米国の牙城ウェルター級をメキシコが打ち砕く足音が聞こえてきそうです。

そして、日本がこの人気クラスに風穴を空けることが厳しいこともよく理解できます。

次に、ようやくユニオンジャックがはためくであろう、メドル級とスーパーミドル級。を見てみましょう。
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なんと、ここでもメキシコは米国には離されているものの、英国をダブルスコアで抑えて2位。

かつて、軽量級に軸足が乗っていたメキシコのマトリクスは急速にフルライン化が進行しています。

もっと正確にいうと、メキシカンが目指す米国リングで興味が持たれない軽量級から人気クラスの中量級・重量級へと大きくシフトしているのです。

この階級で多くの強豪を抱える英国は意外にも3位ですが、やはり効率の良さ、少数精鋭のシルエットが浮かび上がります。

一方で日本は厳しい。事実上のナショナルランキングが存在しないスーパーミドルは仕方がないとはいえ、ウェルターやミドルは英国の半分程度の人口を擁しています。

地政学的に英国のウェルターからスーパーミドル級の選手が試合はもちろん、練習相手にも恵まれています。

しかし、それ以外にも表層的な競技人口からは見えてこない日本独特の傾向もあります…。

しかし、それにしても…。村田諒太を例外として、このゾーンで日本人の世界王者はいつになったら目撃できるのでしょうか?