リング誌電子版がジェイソン・マロニーへのインタビュー記事をアップ。

Moloney, who is rated No. 6 by The Ring at 118 pounds, is looking forward to testing himself against the big-punching Japanese star.

リング誌バンタム級6位にランクされるマロニーは、日本のスター・強打の井上尚弥と試練の一戦に挑みます。

「夢が叶った。私の夢はバンタム最強ボクサーになること。これは究極のチャレンジ」と29歳のマロニーはファイターとしての喜びを噛み締めている。

「井上は速くてパワーもある、特別なファイター。しかし、欠点がないファイターはいない、どんなファイターでも負けるときは負けるべくして負けるのだ」。

「攻撃のときにガードが緩くなるのはわかっている。そこを突けるかどうかが勝敗を分ける」。

ウィリアムヒルのオッズは1−12、マロニーは完全無欠のアンダードッグだ。

「アンダードッグは嫌いじゃない。世界が間違っていたことを証明する快感はたまらないだろう。17歳の時から多くを犠牲にして、ボクシングに全身全霊を捧げてきた。全てはこの日のためだ」。

マロニーは弟アンドリューと5月中旬に渡米、今回の試合に向けては10月2日にラスベガス入りした。

「渡航許可が出たのは幸運だった。空港は静かで人も少なく、飛行機も乗客はほとんど乗っていなかった。みんな3人分のシートを独り占めしてリラックス、シドニーからサンフランシスコまでの15時間の旅は最高に快適だった」。

「マネージャーのトニー・トゥルジには感謝しかない。こんなパンデミックなのに試合を用意してくれて、最後は井上を引っ張り出してくれた。今思うのは、井上だってこの状況で大変な思いをしてきたってこと。だからこそ、私は井上に失礼のないように最高の状態を作ったし、井上も過去最高の状態でリングに上がって欲しい」。

「大きなバエスと無観客のThe Bubbleで戦えたことは、二つの意味で井上と戦う良い予行練習になった」。

Andrew-and-Jason-Moloney-Photo-credit-Ryan-Songalia
どっちがジェイソンで、どっちがアンドリュー?右がハロウィンで井上に挑むジェイソンです。


▶︎トゥルジはring tv.で「オージーがリング誌タイトルを獲るのは51年ぶりのことだから、感慨深い。日本史上最高のファイティング原田はライオネル・ローズとジョニー・ファメションに負けている。そして、井上は現代最高の日本人。それにしても、よく出来た物語だと思わないかい?」と、もう勝った気でいますが、日曜日で覚める夢です。今のうちに楽しんでいなさい。

「チーム・マロニー」は一枚岩で、良い意味で絆も強いことが有名です。

井上に粉砕されても、見苦しい言い訳などせずに潔い態度で現実を受け入れてくれるはずです。