リング誌/WBA/IBFジュニアウェウター級王者ジョシュ・テイラーがロンドンの東、ヨークホールに設営された完全防疫・無観客会場でアピヌン・コーンソーンを初回2分41秒でノックアウト。2団体統一タイトルの初防衛に成功しました。 
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"I pressed in against him, he threw a right, and I hit him with a left and I felt it sinking in.

プレスをかけて彼が右を出すタイミングで左ボディを打ったんだ。しっかり突き刺さった感覚があったよ。


ジャーメル・チャーロの「左ジャブ」ほどではないにしても、素晴らしいボディショット一発で試合を終わらせた29歳の〝タータン・トルネード〟は17戦全勝13KOと戦績を伸ばしました。

残る2つのアルファベットタイトルWBCとWBOのストラップを持つホセ・カルロス・ラミレス(26戦全勝17KO)との、無敗王者同士の完全統一戦が待たれます。

6000マイルの旅路を経て敵地に乗り込んだアジアのスラッガーは、苦悶にのたうちカウントアウトされたあともしばらく立ち上がることができず、一気に3つのベルトを奪う夢は3分も経たずに霧散。無敗のレコードもストップされてしまいました。戦績は16勝13KO1敗。


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そういえば、まだ決勝が終わってなかったWBSSクルーザー級トーナメント決勝。

ドイツ・ミュンヘンのプラザメディア放送センターの特設リングで行われた、マイリス・ブレイディスvsユニエル・ドルティコス。

34歳のキューバ人(24勝22KO1敗)が放つ右強打を警戒しながら、35歳のラトビア人(26勝19KO1敗)がリングを目一杯使ってジャブから右をつないで迎撃する展開。

中盤になるとブレイディスがペースを掴み、右アッパーを再三ヒット。両者とも完全に主導権を握ることが出来ないまま、12ラウンドが消化されました。

オフィシャルは二人が117-111 、残る一人が 114-114のマジョリティでラトビア人の手が挙がりました。。微妙なラウンドはありましたが、リング誌は「引き分けは無い」とドローをつけたジャッジ、ホルク・メルケを批判しています。
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ブレイディスは前回WBSS準決勝でオレクサンダー・ウシクにマジョリティデジションで惜敗。そのとき逃したアリ・トロフィーをついに手に入れました。

ドルティコスも前回でWBSS準決勝でムラト・ガシエフの強打に最終回ストップ負けしていましたが、再チャレンジも実らず。

ブレイディスはWBAとIBFのアルファベットのピースとリング誌ベルトも獲得。

元々はラトビアの首都リガで開催予定だったこのカードは、パンデミックのために延期を繰り返した挙げ句にドイツ開催に落ち着きました。

リガアリーナで予定されていたチケットはソールドアウトだったと言いますから、バルト海には日本では想像できないクルーザー級人気がしっかり存在しているようです。

WBSSはこれからどうなるんでしょうか?クルーザー級専門トーナメントとして毎年開催?