晴天の午後、横浜まで走ってきました。
今日は「Down Goes Tyson!」、東京ショッカーからちょうど30年。英国ボクシングニューズ誌まで世紀の番狂わせを特集しています。
偉大な野村克也も天国に召されたそんな日、雲ひとつない青空の下。
自宅から約10㎞、横浜はいつものように賑わっていました。いろんな感慨に耽りながら走ったせいで、久しぶりの運動ながら、気持ち良く走れました。
横浜の街を縫うようにして今日の目的地へ、山手の坂を駆け上がります。


♬埠頭を渡る風を見たのは いつか二人がただの友達だった日ね〜♬
今日は「Down Goes Tyson!」、東京ショッカーからちょうど30年。英国ボクシングニューズ誌まで世紀の番狂わせを特集しています。
偉大な野村克也も天国に召されたそんな日、雲ひとつない青空の下。
自宅から約10㎞、横浜はいつものように賑わっていました。いろんな感慨に耽りながら走ったせいで、久しぶりの運動ながら、気持ち良く走れました。
横浜の街を縫うようにして今日の目的地へ、山手の坂を駆け上がります。
横浜は「発祥の地」の〝百貨店〟です。
「鉄道」「電話」「ガス灯」「写真」「アイスクリーム」…。
そして今日も「近代のパン発祥の地」の碑を見つけました。
しかーし、目的はパンではない!少し近いが、パンからの発展型の飲みものである!
そうです、ビール発祥の地も横浜です。1870年(明治3年)にウィリアム・コープランドがビールに適した湧水を見つけ「スプリングバレーブルワリー」という醸造所を作ったのが日本最初のビールと言われています。
この湧水は埋め立てられてしまい、今は横浜市立北方小学校になってしまっているのですが…当時の湧水を汲みだした井戸が今も遺っているのです。
しかも、赤煉瓦の井戸です。
ビールに使う水を汲みだした赤煉瓦の井戸…もはや私のための遺跡です。この遺跡を前にしながら、コンビニで買った「プレモル 香るエール」500㎖をゆっくり、ちびりちびりと飲み干すのです。
これ以上の贅沢はなかなかありません。
カセットコンロを持ち込んで、やはり横浜発祥のすき焼きを食べながら飲むのが最高でしたが、それやったら通報されちゃいそうなので…。
ちなみに、「スプリングバレーブルワリー」、このブランドでキリンビールから〝クラフトビール〟として通販されています。
ここは麒麟麦酒の発祥の地でもあるので「一番搾り」や「グランキリン」を買うべきでしたが、気分は今日の空と同じ青色の「プレモル 香るエール」でした。
すまぬ、キリンビールッ!
住宅街の小学校構内にある遺構の井戸、人目が心配でしたが、ビールを飲み干すまで誰も近くを通りませんでした。
気持ち良くなって、ゆっくりと元町公園を縫って歩くと「港の見える丘公園」に…。
東京の大学に進学してから30年近く、途中で札幌でもくだを巻いていましたが、この公園に来たのは初めてです。
学生時代はいろんなところで遊んだのに、そう言い切れるのは「港の見える丘公園」に来たことがあったら絶対に忘れるはずがないからです。
小学生の頃にむさぼり読んだ少年チャンピオン(この少年誌がマンガを圧倒的にリードしていた時代があったのです)。
特に好きだったのは「ブラックジャック」。手塚治虫との最初の出会いが、この作品でした。
ブラックジャックが研修医時代、相思相愛だった後輩の如月恵との悲しいデートの場所が「港の見える丘公園」。
当時の私はマンガの中の架空の公園だとばかり思っていました。
高校時代だったか、それが現実にあると知ったときは驚きました。私にとって、この公園はピノコやキリコと同じ存在だったのです。
ブラックジャックと如月先生の〝聖地〟になぜかこんなのが…「ココリコの坂」ってなんやねん!つまらん漫才でもする気か!
公園から見えた大さん橋埠頭へ行こうと思い立ち、ビールがぬるくならないように駆け上がった坂道をゆっくり歩いて降りていきます。
すると…。アッチョンブリケなことに、また、赤煉瓦が!
今度は「フランス領事館」の遺構です。
素晴らしい!装飾ではなく、まさしく軀体として使われた赤煉瓦です!
しかし、ここで大きな疑問が…フランス領事館にもかかわらず煉瓦の積み方がイギリス式なのです。これはどういうことなんでしょうか?
なぜ、フランス領事館がフランス積みでないのか!?
ニワカ煉瓦ファンの私はオロオロと戸惑いながら大さん橋埠頭へ。
ぐるーーっと赤煉瓦倉庫から遠回りに回り込みます。
休日だけに赤煉瓦倉庫はものすごい人だかり。小さなスケートリンクにも人がぎっしり、あれじゃ滑れないでしょうに…。
何の取り柄もない私ですが、人ゴミを避けるのだけは得意です、気持ちのいいコースを選んで、アトランティックシティも真っ青の長くて幅広いボードウォークをゆっくりとジョッグ。


アトランティックシティなんて行ったことありませんが…。それにしても素晴らしい好天でした。
横浜の大さん橋埠頭に続くボードウォークは「くじらの背中」 の名の通りの形に隆起していて見事な景観です。もしかしたら世界一美しい埠頭かもしれません。
横浜の大さん橋埠頭に続くボードウォークは「くじらの背中」 の名の通りの形に隆起していて見事な景観です。もしかしたら世界一美しい埠頭かもしれません。
そんな魅惑的な埠頭が休日にも関わらず、人気も少なく得した気分です。
澄み切った青空から埠頭に吹く風、どこまでも贅沢な時間です。
このしっかりしたボードのサーフェイスは、もしレースとして走るとしたらどうなんでしょうか?
このボードウォークはいつからあるんだろうか?
とりとめのないことを考えながら走るのは快感です。
ユーミンの「埠頭を渡る風」もここが舞台なんだよなあ、なんて思いながら調べてみると、あの曲は晴海埠頭が舞台でした…よくある勘違いです。
それでも、気持ちのいい空と空気と風、音痴なユーミンの歌を聴きながら、さらにとんでもない音痴な私が口ずさみながら人気のないボードウォークを静かにゆっくり走ります。
♬埠頭を渡る風を見たのは いつか二人がただの友達だった日ね〜♬
穏やかで、静かな横浜港。
しかし…。
ベイブリッジのたもと大黒埠頭に、ダイヤモンドプリンセス号が停泊していることに気づきました。
そうでした…そんなことかけらも思い至らず、好天に誘われて走って来てしまいました。









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