スーパーミドル級で史上初のUndisputed Champion=完全統一王者=となったカネロ・アルバレスが、ESPNのインタビューに答えて「ゲンナディ・ゴロフキンとの第3戦」に前向きな発言をしました。
"I would love the fight [with GGG]. Why not?"
ゴロフキンと戦ってもいい。戦わない理由がない。
もちろん、階級はスーパーミドル級。
「私は168ポンドの完全統一王者だ。最強の挑戦者がいるなら、誰であろうが受けて立つ」。
煮え切らないマッチメイクしかできないゴールデンボーイ・プロモーションズに見切りをつけ、約束した報酬を用意できないDAZNへの不信感を募らせながら、フリーエージェントの立場を強めているカネロは、この12ヶ月で4試合を戦いました。
21世紀のスーパースター、フロイド・メイウェザーやマニー・パッキャオが年2試合しかリングに上がらなかったことを考えると、その試合への意欲はアンチの私でも賞讃するしかありません。
素晴らしい、です。
さて、世界中のメディアとファンが望む「カネロvsGGG3」はUnfinished Business=やり残した仕事・決着をつけなければならない勝負=と考えられています。
日本のファンの多くは、その必要性をあまり感じていないかもしれません。
GGGはミドル級で破壊的なKO勝利を重ねていましたが、そのほとんどは水準の低い相手。しかも、39歳のカザフスタン人は明らかに劣化の兆候を晒しています。
一方、カネロは今がプライムタイム。スーパーミドル級の強豪を、圧倒的なやり方で軒並み蹴散らしました。
第1戦ではGGGがやや上回っていた実力差は、第2戦ではゴロフキンがカネロにプレッシャーをかけられるまで接近(逆転)、それが3年以上前のことです。
ゴロフキンがケイレブ・プラントやカラム・スミスに勝てるか?あるいは、全盛期なら勝てたか?
極めて怪しいと思います。
その、黄昏時を迎えているゴロフキンは12月29日に日本で村田諒太と戦うと言われています。
正式発表がいまだにないのが、心配でしょうがありませんが、日本のボクシングファンは、この試合がどういう意味を持っているのか、よくわかっています。
ファイティング原田がエデル・ジョフレを2度撃破した勝利は、日本ボクシング史上最も偉大な勝利です。
しかし、それは世界のボクシングファンは知りません。知っているのは非常に詳しいマニアだけです。
村田がゴロフキンを倒せば、世界中のカジュアルなボクシングファンも驚くでしょう。
そして、日本のボクシングファンは、その先に何が待っているかも知っています。
「絶対不可能」と考えられた原田越え、日本ボクシング史上最も偉大な勝利を書き替えるチャンスが巡ってくるのです。
"I would love the fight [with GGG]. Why not?"
ゴロフキンと戦ってもいい。戦わない理由がない。
もちろん、階級はスーパーミドル級。
「私は168ポンドの完全統一王者だ。最強の挑戦者がいるなら、誰であろうが受けて立つ」。
煮え切らないマッチメイクしかできないゴールデンボーイ・プロモーションズに見切りをつけ、約束した報酬を用意できないDAZNへの不信感を募らせながら、フリーエージェントの立場を強めているカネロは、この12ヶ月で4試合を戦いました。
21世紀のスーパースター、フロイド・メイウェザーやマニー・パッキャオが年2試合しかリングに上がらなかったことを考えると、その試合への意欲はアンチの私でも賞讃するしかありません。
素晴らしい、です。
さて、世界中のメディアとファンが望む「カネロvsGGG3」はUnfinished Business=やり残した仕事・決着をつけなければならない勝負=と考えられています。
日本のファンの多くは、その必要性をあまり感じていないかもしれません。
GGGはミドル級で破壊的なKO勝利を重ねていましたが、そのほとんどは水準の低い相手。しかも、39歳のカザフスタン人は明らかに劣化の兆候を晒しています。
一方、カネロは今がプライムタイム。スーパーミドル級の強豪を、圧倒的なやり方で軒並み蹴散らしました。
第1戦ではGGGがやや上回っていた実力差は、第2戦ではゴロフキンがカネロにプレッシャーをかけられるまで接近(逆転)、それが3年以上前のことです。
ゴロフキンがケイレブ・プラントやカラム・スミスに勝てるか?あるいは、全盛期なら勝てたか?
極めて怪しいと思います。
その、黄昏時を迎えているゴロフキンは12月29日に日本で村田諒太と戦うと言われています。
正式発表がいまだにないのが、心配でしょうがありませんが、日本のボクシングファンは、この試合がどういう意味を持っているのか、よくわかっています。
ファイティング原田がエデル・ジョフレを2度撃破した勝利は、日本ボクシング史上最も偉大な勝利です。
しかし、それは世界のボクシングファンは知りません。知っているのは非常に詳しいマニアだけです。
村田がゴロフキンを倒せば、世界中のカジュアルなボクシングファンも驚くでしょう。
そして、日本のボクシングファンは、その先に何が待っているかも知っています。
「絶対不可能」と考えられた原田越え、日本ボクシング史上最も偉大な勝利を書き替えるチャンスが巡ってくるのです。