リング誌、ESPNよりも格式高いFighter of The Year が 、Boxing Writers Association of America選出のFighter of The Yearです。
全米ボクシング記者会ですね。
Fighter of The Yearは「シュガー・レイ・ロビンソン賞」、ボクサーにとって最高の名誉です。昨年はワシル・ロマチェンコが初受賞。
アジアからはマニー・パッキャオが史上最多タイの三度(他にはモハメド・アリ、ジョー・フレイジャー、シュガー・レイ・レナード、イベンダー・ホリフィールド、フロイド・メイウェザー)に輝き、ノニト・ドネアも2012年に受賞しています。
ボクサーにとって最高の名誉シュガー・レイ・ロビンソン賞をアリらとともに史上最多3度も獲得したパッキャオ。
「米国市場で活躍したボクサーに偏重している」というやっかみもありますが、21世紀になってからでもリッキー・ハットン(2005年)、カール・フランプトン(2016年)が受賞しています。そうはいっても「“英”米に偏重」していますが。
BWAAは、このFighter of The Yearの上(?)に、Fighter of The Decadeという年間ならぬ
「10年最高選手」といものも表彰しています。直近2000~2009年ではマニー・パッキャオが
文句なしで選ばれました。
しかし、2000~2003年に全盛期だったロイ・ジョーンズのことはみんな忘れてしまっていました。
こんな感じで、ラウンドの採点同様に、後半(十年期の末期)に印象的な活躍をしたボクサーが有利になるという違和感を覚えるケースもままあります。
そして、このBWAAは International Boxing Hall of Fame(ボクシング殿堂)の選出も行っています。
Fighter of The Yearがその年の熱狂で選ばれることがあるのに対して、殿堂は引退5年後から資格発生、
いわゆる“頭を冷やす時間”が十分あるのです。
年に最大三人が“入神”する殿堂よりも、年に一人しか受賞できないFighter of The Yearの方が価値も
あるし、難易度も高いと思われがちですが「現実には頭を冷やして考えると、あいつは大した
ことなかったから殿堂はナシ」なんてボクサーもいます。
今年、一発殿堂(資格発生即殿堂入り)が期待されたリッキー・ハットンがそうです。今年選ばれ
たのはビタリ・クリチコ、エリック・モラレス、ウィンキー・ライトの三人、英国のヒットマンは
選から漏れてしまいました。
殿堂の選考には明確な基準は無く、ダニエル・サラゴサやアーツロ・ガッティのような普通の神経を持ったボクシングファンなら首を傾げる一発殿堂もありました。
サラゴサがありなら渡辺二郎もありだろう、ガッティありなら畑山隆則もありだろう、と思ってしまいます。
まあ、しかし「世界評価」を得たいのなら、奴らのモノサシに適う活躍を見せるしかありません。
奴らは、見掛け倒しの数字を最も嫌います。レオ・ガメスやウィラポン・ナコンルンアンプロモーションは殿堂選考委員の嫌われ者です。奴らが重視するのは「誰に勝ったか、その勝利がフロックではなかったか」です。
奴らの評価基準と、どうしたら日本人ボクサーがファイティング原田以来の、近代部門での殿堂入りが果たせるのか、もう少し考えてゆきます。
全米ボクシング記者会ですね。
Fighter of The Yearは「シュガー・レイ・ロビンソン賞」、ボクサーにとって最高の名誉です。昨年はワシル・ロマチェンコが初受賞。
アジアからはマニー・パッキャオが史上最多タイの三度(他にはモハメド・アリ、ジョー・フレイジャー、シュガー・レイ・レナード、イベンダー・ホリフィールド、フロイド・メイウェザー)に輝き、ノニト・ドネアも2012年に受賞しています。
ボクサーにとって最高の名誉シュガー・レイ・ロビンソン賞をアリらとともに史上最多3度も獲得したパッキャオ。
「米国市場で活躍したボクサーに偏重している」というやっかみもありますが、21世紀になってからでもリッキー・ハットン(2005年)、カール・フランプトン(2016年)が受賞しています。そうはいっても「“英”米に偏重」していますが。
BWAAは、このFighter of The Yearの上(?)に、Fighter of The Decadeという年間ならぬ
「10年最高選手」といものも表彰しています。直近2000~2009年ではマニー・パッキャオが
文句なしで選ばれました。
しかし、2000~2003年に全盛期だったロイ・ジョーンズのことはみんな忘れてしまっていました。
こんな感じで、ラウンドの採点同様に、後半(十年期の末期)に印象的な活躍をしたボクサーが有利になるという違和感を覚えるケースもままあります。
そして、このBWAAは International Boxing Hall of Fame(ボクシング殿堂)の選出も行っています。
Fighter of The Yearがその年の熱狂で選ばれることがあるのに対して、殿堂は引退5年後から資格発生、
いわゆる“頭を冷やす時間”が十分あるのです。
年に最大三人が“入神”する殿堂よりも、年に一人しか受賞できないFighter of The Yearの方が価値も
あるし、難易度も高いと思われがちですが「現実には頭を冷やして考えると、あいつは大した
ことなかったから殿堂はナシ」なんてボクサーもいます。
今年、一発殿堂(資格発生即殿堂入り)が期待されたリッキー・ハットンがそうです。今年選ばれ
たのはビタリ・クリチコ、エリック・モラレス、ウィンキー・ライトの三人、英国のヒットマンは
選から漏れてしまいました。
殿堂の選考には明確な基準は無く、ダニエル・サラゴサやアーツロ・ガッティのような普通の神経を持ったボクシングファンなら首を傾げる一発殿堂もありました。
サラゴサがありなら渡辺二郎もありだろう、ガッティありなら畑山隆則もありだろう、と思ってしまいます。
まあ、しかし「世界評価」を得たいのなら、奴らのモノサシに適う活躍を見せるしかありません。
奴らは、見掛け倒しの数字を最も嫌います。レオ・ガメスやウィラポン・ナコンルンアンプロモーションは殿堂選考委員の嫌われ者です。奴らが重視するのは「誰に勝ったか、その勝利がフロックではなかったか」です。
奴らの評価基準と、どうしたら日本人ボクサーがファイティング原田以来の、近代部門での殿堂入りが果たせるのか、もう少し考えてゆきます。
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