160㎞を超える火の出るようなボールを投げ、弾丸ライナーを広い球場の最深部に突き刺す。 

世界最高峰の舞台で、投打で傑出した活躍を見せつける。

岩手県奥羽市出身の23歳は、スポーツファンの感覚を麻痺させてしまう天才です。
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今日は第1打席が三振。第2打席でタイムリー二塁打。打率は.349まで上がりましたが、ホームランはまだ出ていません…ダメじゃん。

「彼が何を起こしてももう驚かない」。

そう心構えしていても、その心のガードを遠慮なしにぶち壊してしまうのです。

スポーツファンだけではありません、先日の通勤電車でスマホを見ながら女子高生が彼の話をしているのを聞きました。

「大谷、また打ったって…ヒット?」
「何だ、ホームランじゃないんだ。ダメじゃん」

きっと野球のことは何も知らないのでしょう。

オオタニサン、もうそろそろ手加減する時です。あなたの責任で、MLBでヒットを打っても大したことがないと、明らかに間違った感覚が蔓延しています。

MLBで活躍する日本人、これから最高峰に乗り込む日本人選手にとって、こんな迷惑千万な話はありません。

ちょうど今、彼がライナーで右中間を引き裂くタイムリー二塁打を放ちました。しかし、今更ながら足も速いですね。

あの女子高生はまた、ダメ出ししてるかもしれません。

「二塁打?ホームランじゃないんだ、ダメじゃん」。

そうですね、今や私もそう思います。「角度が付いてたらスタンドインだったのに、ダメじゃん」。

さて、大谷翔平の二刀流は、その傑出した才能の使い方として間違っているのでしょうか?