この低俗なブログの中で、異常にレベルが高いこのシリーズ。

フロイド・メイウェザーとその子分たち(エイドリアン・ブローナーやガーボンタ・デービス)、セルゲイ・コバレフ、テレンス・クロフォード、バーネス・マーティロシュヤンらが綺羅星の如く居並ぶ、選ばれし者たちの〝失楽園〟。

かつて、このハイレベルなステージに激しくアプローチした亀田一家は、最近はなぜか反省猿と化してしまい、もはや世界の失楽園は日本人には手の届かない高嶺になってしまったと思ってましたが…。

まさか、日本人が…。

しかも、この失楽園に入るとしたら、最後の一人と思われていただろう寺地拳四朗が、です。

「仲間と泥酔し、1人で帰宅途中に豊洲のタワーマンションに不法侵入。車庫に止めてあった住人の車をボコボコに破壊した。警察の取り調べに、寺地は犯行を認めた」というのです。

寺地は車の持ち主に対して、誠意ある対応をするのは当然です。

そして、ボクシングに関わる人や、ファンに対しても事情説明と謝罪を一刻も早く、しかるべき場所(文書などではなく)で行うべきです。

一ボクシングファンとしては残念でしかありませんが、人を直接傷つけたり、反社会勢力とのつながりなど、より凶悪で重大な事件ではなかったことは救いです。

もちろん、こんなことは車を損壊された持ち主の方には失礼千万な言い草ですが。 

とにかく、すぐに明日にでも会見を開いて経緯を説明して謝罪し、被害者の方と進んでいる示談でも誠意を持って向き合うことです。



その次の問題として、この苛酷なスポーツを職業としながら、寺地は普段から飲酒していたのでしょうか?

泥酔するまで飲んで、人の車をまさか商売道具の拳で殴ったのでしょうか?そんなことは絶対にないと信じていますが…。もし、そうだとしたら、涙が出るほどさらに幻滅です。

メイウェザーもパッキャオも酒を飲みます。「ボクサーは酒を飲むな」とは言いません。

ただ、ボクシングは相手が脳震盪を起こすことを狙って頭部を殴るスポーツです。アルコールがパフォーマンスや健康はおろか、選手の安全まで脅かす危険な摂取物であることは論を待ちません。



時短営業要請が出て悩む馴染みのお店をハシゴして帰路についてる酔った私が書くと「どの口で言うてんねん」と呆れられそうですが 、ボクサーが常習的に飲酒するのはもちろん、泥酔するまで飲んだら絶対ダメです。