WBA世界スーパーミドル級暫定王者決定戦
カリフォルニア州ロスアンゼルス Microsoftシアター

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David Morrell, left, won the WBA vacant interim super middleweight title with a victory over Lennox Allen, right. Sean Michael Ham/TGB Promotions


22歳のキューバ人と35歳のギアナ人によるサウスポー対決は、予想以上のワンサイドゲームに終わりました。

モレルは序盤で相手の動きを見切ると、あとは余裕綽々。世界基準にあるとは到底思えないアレンが相手とはいえ、易々と完封して見せた技術は流石です。

プロ3戦目で「世界王者のベルト」を腰に巻いたモレルですが、カネロ・アルバレスもツマミ食いしているホットな168ポンド級で台風の目になれるか?

これでWBAは〝スーパー〟カラム・スミス、〝レギュラー〟カネロ・アルバレス、〝ゴールド〟ヒョードル.チュディノフに加えて〝暫定〟モレルと4人の世界王者をズラリとラインナップ。

同一階級に4人の世界王者、壮観です。

Punch Stats
PUNCHESMORRELLALLAN
Total landed20790
Total thrown631522
Percent33%17%
Jabs landed2715
Jabs thrown210188
Percent13%8%
Power landed18075
Power thrown421334
Percent43%23%
-- Courtesy of CompuBox
 
オフィシャルは120−118/119−109/118−110。

この試合まで無敗のアレンでしたが、成す術もなくプロ3戦目での戴冠を許してしまいました。 

この興行ではダミーの観客をリングの周囲に配置、スピーカーから歓声を流しました。

本物の観客、生の歓声ではなく偽物。アレン相手にWBA暫定王者決定戦でモレルが戴冠したリングとして、これ以上無いお似合いの舞台装置でした。

もちろん、アレンには全く責任のないことです。

プロモーターのトム・ブラウンから「西海岸ではキューバ人の需要は低い。東海岸でも全米でもキューバ人の試合は面白くないと思われている。お前が革命を起こせ」と発破をかけられた22歳の俊英。

ノールックのボディブローを決めてウィンクしたその先には、ブラウンがいたのかもしれません。

カリブ海からやって来た185㎝、リーチ199㎝のハンサムな22歳には間違いなく明るい未来が待っていて欲しい、そう思わせるパフォーマンスでした。