有楽町のガード下に沿った壁面に描かれた、表通りからは見えないTOKYO2020の告知看板です。

昨秋ラグビーワールドカップでも盛り上がった「TOKYOスポーツスクエア」の〝側壁〟になります。

「7.23−8.8,2021」。

そうなんです。

もう誰も「五輪まであと1年」とか口にしなくなってしまったせいでしょうが、来年の今頃は五輪期間です。

来年の今頃は、東京五輪も終盤、日本中が数々のドラマに酔いしれ、大イベントが終わりに近づいていることに寂しさを覚えている頃でしょう。
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話、変わって。

今日、8月6日の読売新聞夕刊に北海道日本ハム ファイターズの杉谷拳士が「遊撃と捕手を除くすべてのポジションをこなすユーティリティプレーヤーとして首脳陣の信頼も厚く」「ベンチを盛り上げるムードメーカーとしての役割も大きい」と取り上げられていました。

「今季、本拠地の札幌ドームでは、帝京高校の先輩、石橋貴明さんから贈られたオリジナル曲をバックに打席に入る」「チームを支える献身ぶりは♩ピンチになったらきっとたすけにくるよ♩という歌詞通りだ」。

ボクシングファンの皆様には言わずもがな、ですが杉谷拳士の父親は元日本フェザー級王者の杉谷満、叔父は元日本ジュニアライト級王者の杉谷実。

いやぁ、お父さんは本当に強い日本チャンピオンでした。

…これまで、息子の杉谷拳士の記事やニュースは「拳士」の名前の由来、父親と叔父がボクシングの日本王者だったことを説明するステレオタイプなものが目につきました。

この読売夕刊には、父親や叔父のこと、ボクシングのことは一切触れていません。

記事の主旨から外れた、必要のないことですから当たり前なんですが、なんだか読後感がすっきりして清涼な気分になれました。