日曜日の昼下がり。

窓から見る住宅街は誰もいないのに、車の往来はそれなりにあります。

河川敷をジョギングしようと思いましたが、多摩川などのランニングコースはいつも走ってるジョガーだけでなく、散歩の家族連れなどで結構な〝渋滞〟とのこと。

SNSで「お散歩コース」と紹介されちゃうと、もうアウトです。

人気のいないコース、場所を見つける本能だけは長けているので、支流入って田園地帯へ向かいます。

誰もいません。
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田んぼには菜の花やレンゲが咲き誇って、来月には始まる田植えの季節を待っています。

そういえば、いつの頃からか昼ごはんをどこで食べるか、夜どこに飲みに行くかをネットに決めてもらう若者が増えました。

若者だけじゃないですね。年配の方でもそうです。

そんな奴隷な人々を「馬ッ鹿じゃねぇの?」と、大上段から侮蔑してきた私でしたが…。

大学時代に当時は今以上に輝いていたディズニーランドに対してキラキラした目で「みんなで行こう!」というクラスメイトがいて、やはり「馬ッ鹿じゃねえの?!」と思ったことをそのまま口にしてしまって泣かせてしまい、それから4年間、悪魔のように見られた続けた時代もありました。

「こんな酒も飲めない詐欺ランド、10年もしたら消滅するわ!」と唾棄した私はまだ未成年…。当時はみんな普通に酒を飲んでいたのだよ、体育会ならなおさら…しかし、この点に関しては今の方が正しい!未成年に酒を飲ませてはいけません、絶対。

そして、ディズニーランドは21世紀の今も人気で、10代の頃からフシ穴な私でした。

そんなこんなを思いつつ…ランニングのいいところはいろんなことを頭の中でぐるぐるさせながら走ることができることです。

畝を縫うように走ると今度は芝桜のベルト地帯を発見。ここでようやく200m位先に自分以外の人の姿、1組のカップルを視認。

おー、見事な芝桜です。
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人間界は大変な危機と直面してるけど、自然はいつもと変わらず、粛々と季節は巡るのです。

今夜はNHKのサンデースポーツ「創刊40周年スポーツ総合誌Number スポーツ界に与えたもの」を忘れずに見なくては!

録画するほどの内容ではないでしょうが「Sports Graphic Number」は思い入れのある雑誌です。

高校時代にSports Illustrated を学校図書室で貪り読んでいた私が初めて購入した「Number」は 「118号江夏豊 たった一人の引退式」でした。

1985年5月20日発売のこの号は創刊から間もないとずっと思い込んでいたのですが 、実際は5年も経っていたのでした。

今も手元にある最も古いバックナンバーは123号の「神よ、今こそ『リング』に祝福を!  」です。

このブログでも何度か紹介している「 God bless the 〝Ring〟」シリーズの第1弾でした。

内容は、ほとんどスポイラの翻訳記事と、スポイラに影響されたトーンの記事で、新鮮味はゼロでしたが…。
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当時「世界のボクシング」は、間違いなくWOWOWやネットが浸透した今よりも良い意味で〝メジャー〟でした。

創刊から40年「世界のボクシング」から「プロ野球」「F1」「総合格闘技」と時代にシンクロしながら、今では「サッカー」に大きく軸足を乗せて、ボクシングは完全にニッチになってしまいました。

やっと井上尚弥を単独カバーした号も、売れ行きは今ひとつ。 「サッカー」や「フィギュアスケート」が人気なのはよくわかりますし、仕方がないところです。

今夜の番組で〝ボクシングの時代〟があったことを触れることはないでしょうが 、専門誌とは違い「世界に焦点を当ててダイジェストにまとめた」 God bless the 〝Ring〟シリーズは、スポイラ色が抜けていくにつれて魅力を増していった気がします。