しょぼい話をしてても仕方がありません!

ボクシングを滅ぼしたA級戦犯といつも糾弾しているパックメイですが、彼らはこのスポーツがどれだけカネを集めることが出来るのかを追求してくれました。

あ、過去形じゃないですね。

お二人とも、まだまだ貪欲に追求しています。

マネー(銭ゲバ)を名乗るメイはまだ潔いです。もう1人もマネー・パッキャオに改名すべきです。
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2015年5月2日。

CNNが「ボクシングが復活するか、それとも死刑判決を受けるか」と報道した「審判の日」。

結果は「死刑」の方でしたが、今日はそんな辛気臭い話はしません。

「ボクシング興行の歴史、あらゆるスポーツにおける1試合の経済的インパクト、その全てを大きく書き換えた超弩級のメガファイト」のお話です。

ボクシング興行で2番目の規模は「メイウェザーvsマクレガー」でしたが、こちらはあらゆるマーケティングを駆使し、絢爛豪華な全米プロモーショナルツアーに莫大な投資をしたのに対して、パックメイは急転直下の試合決定もあってツアーは全く行いませんでした。

つまり、売上から経費を差し引いた純利益は、パックメイとメイマクでは全く違うのです。

「レノックス・ルイスvsマイク・タイソン」以来、HBOとShowTimeが共同で生中継したPPVは米国だけで代理店経由の販売を除いて440万件をセールス。その金額は4億4000万ドル、440億円を超えました。

この売上金額は、従来の記録を2倍しても届かない規模。

カジノが会場だったにもかかわらず無料チケットはほぼゼロで、有料観戦者は1万6219人。

この入場者数だけなら「井上vsドネア」の方がずっと上ですが、驚くなかれゲート収入は7219万8500ドル、約80億円。

世界最大のスポーツイベント、あのスーパーボウルのゲート収入が約8000万ドルですから、ほぼ同じです。

ただ、忘れてはいけないのがスーパーボールは何人ものプレイヤーやコーチ、スタッフが何時間も球遊びに戯れ、スタジアムは約8万人の大観衆に埋め尽くされます。

しかし、パックメイはたったの2人で36分間の鬼ごっこをしただけでした。

この試合でメイウェザーは2億5000万ドル、約250億円を手にし、パッキャオは1億2000万ドル、120億円以上を稼ぎました。
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▶︎海外への放映権販売は世界175カ国で4000万ドル、40億円。

▶︎劇場や大型レストランなど米国内約5000ヶ所で生中継されたクローズドサーキットの売上は1900万ドル、約19億円。それに加えて、MGMがラスベガスで販売したクローズドサーキットは690万ドル、6億9000万円。

▶︎広告収入で650万ドル、6億5000万円…少なッ!!!錦織圭の5分の1以下です。
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その他、500万ドル、5億円以下の細かい(5億円以下が細かい端数になる興行でした…)収入まで合算すると、あの試合の売上高は6億ドル、600億円は下りません。

パックメイが「ぼったくられた」と不満を漏らすのを、多くの人が「最低の試合をして偉そうに言うな!」と聞く耳を持ちませんでしたが、確かに彼らはぼったくられたのかもしれません。

もちろん、真の意味でぼったくられたのは、あんなクソ試合を100ドルで購入してしまった440万世帯の不憫な方々です。

どこかで、ばらばらに書きかけだったパックメイは、ちゃんとまとめて自分の中でも消化したいです。

5月2日まで、真空期間になりそうなので、全部吐き出そうと思います。