オスカー・デラホーヤが性的暴行罪でカリフォルニア州上級裁判所に訴えられました。

原告は匿名の女性で、彼女の代理人グレッグ・キラコシアンは「デラホーヤの行為で心身ともに大きな傷を受けた」と10ページに及ぶ書類を提出。

ゴールデンボーイ・プロモーションズのスポークスマンは、日本時間今日の夕方に、この女性の訴えを全面否定する声明を出しました。

キラコシアンの書類によると事件当時、この女性は29歳の看護師で2016年にデラホーヤと知り合い、合意の上で性的関係を持つようになったと言います。

以下、その書類から。

2017年12月頃カリフォルニア州パサディナにデラホーヤが購入した邸宅に呼び出されるようになると、性的暴行が始まりました。

最初は酩酊したデラホーヤが変態的な行為を強要、嫌がる原告をねじ伏せて性的暴行を加え、悲鳴をあげて許しを乞う原告に、デラホーヤは嗜虐的に笑うだけで行為をやめませんでした。

顔などが腫れ上がるほど暴行をけた原告は病院で受けた診断の結果も提出できます。

デラホーヤの暴行で post-traumatic stress disorder(PTSD)とも診断されました。

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46歳のデラホーヤはGBPの最高経営責任者で、国際ボクシング名誉の殿堂入りも果たしているボクシング界のレジェンド。いまはメキシコのカンクンで開催中のWBCの年次総会に出席中で、この件についてのコメントは出していません。

GBPは「全くの事実無根。匿名の女性が誰だかわからないが、オスカーほどの地位になると、会ったこともない人たちがカネと売名のために群がってくる。このキラコシアンという弁護士は同じような手口でいくつも裁判を起こしている札付き」と完全否定。

「オスカーの名声を毀損する行為は許さない」と逆に訴える構えも見せています。

キラコシアンは、GBPの元従業員のデビッド〝タトゥー〟ゴンザレスの代理人としても「デラホーヤから理不尽なパワハラを受けた」と訴訟を起こしています。


▶︎▶︎▶︎すでに何度か残念な事件を起こしているゴールデンボーイ。彼もまた人間だもの…そうなんですが、ファンとしては、やっぱりずっとスターを貫いて欲しいのですが…。まあ、そういうキャラの人としてあらためて見直す(見損なう?)楽しみ方もあるかもしれませんが、もし事実だとすると被害者の方がいることだけに、やはり残念です。