有楽町は駅近のホテルなどで人と会ったりする仕事があり、ちょくちょく足を伸ばす街です。
「有楽町で会いましょう」なんて時代は知る由もありませんが、私が知ってる有楽町は近代的なガラス張りの東京国際フォーラムのすぐ目の前を時代の忘れ物のような飲食店がガード下に軒を連ねる昭和と平成のハイブリッド?な街です。
そんな時代の忘れ物を具現化した建物が交通会館です。
昭和40年、1965年竣工ということですから来年で55歳になります。
見た目は、ホテルニューオータニの小型版のようで、やはり円盤状の「回転レストラン」を〝麦わら帽子〟のごとくかぶっています。
当時は百貨店でもどこでもレストランは最上階にあって、360度見渡せる回転レストランはトレンドの最先端だったのかもしれません。
「母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね …」。
「人間の証明」は小説や映画が大ヒットした頃からずっと後になって、いろんな本を乱読しまくった高校時代に読んだ記憶がありますが、あの〝麦わら帽子〟の弟分みたいなのを乗っけてるのが交通会館です。
回転レストランに行ったことはありませんが、おそらく今は回転しないはずです。
1階に入っている三省堂書店もよく利用してます。以前は会社近くのギンザコアビルにブックファーストが入ってたのですが、なくなってしまい銀座界隈の大型書店は三省堂だけになりました。
そういえば、大型書店ではありませんが、銀座には改造社書店の本店があります。 改造社の話になるとまた脇道にそれまくりそうなので、交通会館に話を戻して…。
1階に入っている三省堂書店もよく利用してます。以前は会社近くのギンザコアビルにブックファーストが入ってたのですが、なくなってしまい銀座界隈の大型書店は三省堂だけになりました。
そういえば、大型書店ではありませんが、銀座には改造社書店の本店があります。 改造社の話になるとまた脇道にそれまくりそうなので、交通会館に話を戻して…。
そして、交通会館の特徴的なもう一つの施設が屋上庭園です。屋上といっても三階の一部を解放した庭園で、夏の暑い日にここでソフトクリームをナメるのが至福のひとときなのです。
もちろん、人混みが大嫌いな私のお気に入りなので、ここも空いててゆっくりできます。昼時はお弁当食べてるOLが数人いたりもしますが、基本的に過疎空間です。
もちろん、人混みが大嫌いな私のお気に入りなので、ここも空いててゆっくりできます。昼時はお弁当食べてるOLが数人いたりもしますが、基本的に過疎空間です。
このビルには地方のアンテナショップがたくさん入っているのですが、ああいうご当地プラザはどこもかしこもなぜかソフトクリームを売っています。
オススメはやはり「どさんこプラザ」ですが、ミルク390円、夕張メロン400円と強気の価格設定。
この季節になると、屋外でソフトクリームはさすがに敬遠してしまいますが、先日、ポカポカ陽気の昼下がりに「今年はこれでナメ納めかな」と高架を往来する新幹線を眺めなていました。