2018年国民スポーツ大賞、プロ部門で文句無しに選出されたカネロ・アルバレス。イケメンで有名なエンリケ・ペーニャ・ニエト大統領(当時=任期は2018年11月30日まで)からトロフィーを贈られるカネロ。ドーピングしてもサッカー選手らを大きく引き離す国民的英雄です。
ロッキー・フィールディングvs カネロ・アルバレス。
戦前予想は、ありえないほどに傾いています。
オッズ(ウィリウアムヒル)はカネロ勝利1.04倍に対して、フィールディング8倍。
戦前予想は、さらにカネロを一方的に支持しています。
ESPNでは16人の専門家全員がカネロのKO勝ちを予想。
抜粋して紹介すると…
■テディ・アトラス
フィールディングの身長とリーチにカネロは手こずるかもしれないが、それも時間の問題。
英国人の愚直なピーカーブースタイルはロープに詰まれば、ボディはガラ空き。メキシカンにオーダーメイドの状況が出来上がる。
カネロの左のレバーブローは最も警戒しているパンチだろうが、フィールディングはそれを防ぐ手立てを持たない。
カネロの中盤KO勝ち。
■ナイジェル・コリンズ
フィールディングはカラム・スミスに初回で攻め落とされたときよりは健闘するだろう。
しかし、カネロとは勝負にならない。試合は後半には入らないだろう。
■ファン・マヌエル・マルケス
経験、戦ってきた相手の質に、あまりにも差があり過ぎる。
カネロが中盤以降でノックアウトする。
■フリオ・セサール・チャベス
カネロはより大きなジュニアにも圧勝している。体格差は問題にならないだろう。
もしかしたら序盤は苦労するかもしれないが、フィールディングにとってカネロはあまりにも速くて強くて、巧すぎる。
身長とリーチ以外の全てで、カネロが圧倒的に上回る。カネロのKO以外は予想できない。
■エリック・ラスキン
フィールディングの役回りは、ちょうど30年前にシュガー・レイ・レナードと戦ったときのドニー・ラロンデと重なる。
鈍重な穴王者が腰に巻くアルファベットベルトを階級制覇のためにスピードスターが強奪する…全く同じ構図だ。
違いがあるとしたら、1988年のレナードは全盛期をとっくに過ぎて年老いていたが、2018年のカネロは若く、今がプライムタイムだということ。
…世紀の大番狂わせを期待したいところですが、今回ばかりは厳しいですね。英国人のKO負け必至です。
それでも、フィールディングの意地に期待して「7.5ラウンドを越えるか?」で大方の予想がNO
ですが、ここはYESにベットします。
英国人は7ラウンド1分30秒を越えるか?…そんな予想が争われる、カネロのための試合です。
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