米国メディアがほとんどスルーのWBSSですが、日本は盛り上がっていきましょう!

正確な賞金が発表されない、またクルーザー級でやるとか…もはや脳ミソ腐ってるとしか思えない運営ですが、それは無視して、階級最強トーナメントをブチ上げた功績は大きい、ひたすら大きいです!

というわけで 、WBSSです!特にバンタム級トーナメントです!とにかくバンタム級トーナメントです!

井上尚弥の初戦に加えて、ジュニアウェルター級の試合も横浜アリーナにネジ込んできたことは、野球のワールド・ベースボール・クラシックがジャパンマネーをハイエナのように貪った絵面を思い出してしまいますが、ボクシングファンとしては目的(面白い試合が見たい!強いヤツのツブシ合いが見たい!)のためには手段は選ばず、です。
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ブックメーカー各社のオッズ総覧です。

優勝候補は全てのブッカーで、井上尚弥の一点張り。気持ちいいですね。平均すると井上優勝のオッズは1.67倍。

続いてエマニュエル・ロドリゲスが5〜6倍で付けています。 ライアン・バーネットはさすが人実者、2社が4.5倍を叩いています。 ゾラニ・テテも5〜6倍と、ここまでの4人が優勝候補です。

「地元判定」の恩恵を最も受けると警戒されているミーシャ・アロヤンは20〜33倍、日本のファンも思い入れのあるノニト・ドネアは1社が40倍で、他は33倍と高配当です。

大穴はジェイソン・マロニーと、ファン・カルロス・パヤノ。二人とも50倍という大きな数字が目立っています。

まあ、オッズだけ見ると井上が抜けていますが、今までまともな強豪との手合わせのない日本のエースにとって簡単なゲームになるわけがありません。 

井上だけではなくロドリゲスも「魔法がかかった」状態で、初戦を迎えます。苦戦して「魔法が解ける」と次戦では、自信を持った対戦相手がカサにかかって攻め込むため、2人の魔法使いが優勝するなら「魔法をかけたまま=圧勝」でモハメド・アリ トロフィーを獲得しなければ、あっけなく脱落も考えられます。

「強豪との対戦が多いバーネットにアドバンテージがある」(BBC)という見方は、あながち間違っていません。井上があの細いアゴを叩かれてリングに沈む…日本のファンにとっては悪夢ですが、ありえない光景ではないのです。今まで誰も叩いたことがないのですから。

このトーナメントは「井上尚弥は本物なのか」を証明する舞台です。 

正直、1.67倍という数字はありがたくないですね。「マニー・ロドリゲスが優勝候補」と言われる方が、ファンは燃えます。もしかしたら、井上もそうかもしれません。

「日本の軽量級は世界最高の層の厚さを誇っている」「後楽園ホールは世界軽量級のメッカ」「日本のエースは海を渡らないが、それは海外では報酬が釣り合わないから。将軍が江戸城を出ないのと同じで、日本のエースは間違いなく強い」。

昨日の井岡のカムバック戦で、海外メディアが日本の軽量級にあらためて敬意を表した記事からです。井上有利のオッズが出されたのと時系列は逆転しますが、そういう認識は欧米では以前から定着しています。

考えようによっては、「優勝候補がその通りに勝つ」のが最も美しく強いのですから、井上が優勝して「フロックだ」とは誰も言えないわけです。

つまり、8人の勇敢な軍鶏たちの中で、優勝によってその強さを最も際立たせることが出来るのが、井上なのです!

来年末の決勝戦が終わったとき「そういや1.67倍とかだったな。随分とバカにされたオッズやったなあ」とブッカーをみんなで嘲笑いましょう!