ルイス・ネリーの暴挙で空位になったままのWBCバンタム級王座ですが、王者決定戦の前に「挑戦者決定戦」が行われるという、WBCらしい混乱と矛盾の大一番が明日、後楽園ホールでゴングが鳴らされます。

 WBCが指名した試合で、試合はWBCルールで行われますから、WBCには「挑戦者承認料」など支払わされるのでしょう。

「王者は決まってないけど、とりあえず稼げそうな日本で挑戦者決定戦や!銭や銭や!世の中銭や!」ということですね。さすがWBCです。相も変わらずわかりやすい腐敗団体です。
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※「たった1試合の内容と結果でリング誌が「PROSPECT OF THE YEAR」を選ぶことはありえない。しかし、2013年のワシル・ロマチェンコは例外、彼のアマ実績とプロデビュー戦のパフォーマンスは、それに値したから。

しかし、まさか3年後の2016年も前年のたった1試合だけでこの賞に選ばれる選手が出現するとは!フィリピンのタフガイ、マーク・アンソニー・ヘラルド(ジェルウィン・アンカハスが唯一の負けた相手)を破った星はたった1試合でも十分なものだった。〔実際には年末にも1試合戦っているので2015年は2試合こなしています〕〜2016年リング誌4月号〜


9位の井上拓真(11戦全勝3KO)と、3位のマーク・ジョン・ヤップ(29戦14KO12敗)が、まだ見ぬ王者への挑戦権を賭けて拳を交えます。

ランキングでは29歳のフィリピーノが上ですが、注目は無敗の22歳「モンスターの弟」です。

「〜の弟」。こういう言われ方は本当に嫌でしょうね。でも、仕方がありません。それでも、全部を飲み込んで、この道を選んで前に進もうとする拓真は素晴らしいと思います。

ただ、素晴らしい生き様を見せる選手が勝つとは限らないのがスポーツです。

月並みな言い方ですが、ヤップは百戦錬磨のベテラン、清濁併せ呑むファイトに巻き込んでくるでしょう。

ボクシングは Styles make the Fghts 実際にグローブを合わせてみないとわかりませんが、五分五分の勝負と見ます。

そして、拓真の僅差判定勝ちを予想します。

井上拓真ですが、今日のリング誌電子版でも明日の決戦について報じられています。目につくのは日本では「三階級制覇」の兄・尚哉を two-division beltholder Naoya Inoue と「二階級制覇」としている部分ですね。

「WBAのセカンドタイトル(スーパー王者が存在する場合)は認めない」という、これも世界基準です。この体でいくと村田諒太も世界王者と認められません。

「腐敗承認団体が何をしようが構わないが、世界王者は1団体1人しか認めない」という至極当たり前の姿勢です。

世界基準で見ると、もしかしたら尚哉よりも先に拓真がバンタム級王者になるかも知れません。

とりあえずは明日の試合です。面白い試合になりそうな予感がプンプンしますが…果たして?!