フシ穴の眼 〜スポーツ疾風怒濤編〜

2018.9.24 トレイルランに丁度いい大きな森を見つけました。

引っ越してからちゃんと整理整頓もせず、ちらかりまくりですが、よろしくお願いします。

以前の投稿は画像の引っ越しが出来ず、駄文に加えてさらに読みにくくなっており、重ねて申し訳ございません。〔2018年2月1日〕

CBCは前日計量も生中継してたそうですね。

試合開始ゴングまであと3時間を切りました。
 オッズは田中恒成の勝利が1.67倍、木村翔は2.25倍。
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ゾウ・シミンから王座を強奪、2度の防衛戦をいずれもノックアウトで飾っているチャンピオン木村ですが、12戦目で三階級制覇を狙う名古屋の星がオッズ上は有利と出ています。 

29歳の王者は20戦17勝10KO1敗2分。唯一の黒星はデビュー戦、二つのドローもデビューから8戦目までに付いたもので、現在12連勝中でノックアウト勝利は8つを数えます。

無尽蔵のスタミナと、大振りのパンチをまぶした喧嘩ファイトは誰にとってもやりにくいものでしょう。

対する田中は23歳、11戦全勝7KOでそのうちの6戦、つまりキャリアの半分以上が世界戦という早熟の天才です。
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対照的な二人に見えますが、叩き上げの木村はボディと顔面を機を見て打ち分けるスマートさを、エリート田中は真っ向からの打撃戦も厭わない勝負根性を持ち合わせています。

「KOなら木村、判定なら田中」なんて単純な予想が当てはまらない両者の激突です。

中京地区はいざ知らず、他エリアのボクシングファンはチャイニーズドリームを手にした木村に肩入れしがちですが、エリートの脆弱さを全く見せない田中のど根性ファイトは、安易な判官贔屓を躊躇する魅力を放っています。

田中が、16戦全KOのアンヘル・アコスタとのどつき合いを制したWBOジュニアフライ級の防衛戦は出色の出来でした。

両者の報酬は日本の慣習から明らかにされていませんが、合計3500万円超と見られています。田中が2500万円前後、木村が1000万円超といった取り分けでしょうか。

いずれにしても両者ともにキャリア最高、米国で戦う軽量級のトップボクサーからは羨望の眼差しで見るしかない金額です。

実は、現在のフライ級って結構な熱量を孕んだ階級なんです。

 WBA王者はアルテム・ダラキアン、17戦全勝12KOのスタイリッシュなウクライナ人です。WBCは比嘉大吾がご迷惑おかけしたニカラグアのクリストファー・ロサレス(28勝19KO3敗)、IBFがゾラニ・テテをKOするなど実力十分ながら紆余曲折の末に王座に辿り着いた南アの強豪モルティ・ムサタネ(36勝24KO2敗)。

そして、英国軽量級のホープ、アンドリュー〝スーパースター〟セルビー(10戦全勝5KO)、ゾウ・シミンの後継者グ・ウェンヘン(11戦全勝6KO)、欧州に覇権を打ち立てたビンセント・レグラントも27戦全勝16KOで世界を窺っています。

A・セルビーとウェンヘンは日本に呼ぶにはコストが高そうですが、他のメンツは簡単に呼べるでしょう。

いずれも紛うことなき強豪ですが、木村vs田中の勝者が戦うとなれば、オッズも予想も日本人に偏るはずです。

木村が紡ぐシンデレラストーリーの続きを見たい気持ちと、田中がエリートの道を極めて行く姿も、どちらも捨て難い、贅沢な悩みに悶々とするしかない至高の日本人対決です。

それだけに生中継で見れないのが恨めしい!!!
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腐敗を極めた承認団体のランキングは、実力ではなく「利益誘導(より高い承認料が見込めるボクサーを高いランキングに添える)」と「我田引水(承認料を支払ってくれている自らの地域タイトルホルダーを優先)」という〝とにかく承認料!〟という同じメソッドが、その選考基準です。

そのため、各団体のランキングのメンツはバラバラ、素人が見ても胡散臭いランカーが並ぶ、真実の世界ランキングとは懸け離れた〝捏造リスト〟です。

「世界ランカーに弱いヤツなんていない」というのは、現代では妄想でしかありません。

一方でボクシングの二大メディア、リング誌とESPNが選ぶ各階級のランキングとPFP10傑の顔ぶれはほとんど変わりません。

承認料ではなく、実力重視で〝専門家視点〟考えたランキングですから、近似するのは当然でしょう。二つのメディアともに〝アメリカ視点〟でランキングを選考していることも、両者がほとんど同じメンバーになるのも頷けます。
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リング誌(左)とESPN(右)の PFPランキングを見ると、1位〜4位まではワシル・ロマチェンコ、テレンス・クロフォード、カネロ・アルバレス、ゲンナディ・ゴロフキンで完全一致。

オレクサンダー・ウシク(R:5位/E:9位)は順位が違いますが、マイキー・ガルシア(R:6位/E:6位)、井上尚弥(R:7位/E:7位)、シーサケット・ソールンビサイ(R:8位/E:8位)は完全一致。

エロール・スペンスJr.(R:9位/E:5位)がウシクの〝裏返し〟で、10人中7人が順位まで完全一致、9位までのメンバーは同じです。

唯一、食い違ったのは10位でリング誌はドニー・ニエテス、ESPNはアンソニー・ジョシュア(見た目の順番では10位はデオンティ・ワイルダーですが得点が高いのはジョシュアですね)をランキングに滑り込ませています。

さて、この〝アメリカ視点〟を、現在最もボクシング熱が高い〝英国視点〟に置き換えるとどうなるか。

参照するランキングはもちろん、リング誌創刊の1922年創刊をさらに13年も遡る老舗ボクシングニューズ誌です。

9月24日時点でまだGGGが1位で、カネロの名前がありませんからおそらく更新前と思われますが、2位ロマチェンコ、3位クロフォード、4位シーサケット、5位ウシク、6位ガルシア、7位レオ・サンタクルス8位井上尚弥9位ホルヘ・リナレス10位アンソニー・ジョシュアと続きます。

リング誌とESPNで8位にランクされているシーサケットを4位と高評価しており、〝アメリカ視点〟ではランク外のサンタクルスとリナレス、ジョシュアの名前が刻まれているのが目を引きます。

リナレスの評価は、英国でその実力をまざまざと見せつけた残像からでしょう。

ジョシュアはESPNでも次点の11位と大きな齟齬はありませんが、サンタクルスは北アイルランド屈指の英雄カール・フランプトンとの二連戦、シーサケットもバーミンガムきっての人気者カリド・ヤファイとの最終決戦が期待されており、そういった〝お国事情〟が反映されているのかもしれません。
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シーサケットと井上尚弥についてはリング誌とESPNをはじめ、他メディアでも7、8位と隣接している一方で、世界最古の専門誌は4位と8位と乖離した評価を下しています。

まあ、脳内ランキングですから視点が違うと食い違うのは当然ですが、それでも腐敗承認団体の捏造ランキングとは違い、ある程度は納得出来る背景が読み取れます。

5年ほど前と比べると、アジアの軽量級ボクサーが米英の主要メディアで高評価を得ていることも隔世の感があります。

リング誌では、3人ものアジアの軽量級がランキングしています。

1980年から始まったリング誌のBEST FIGHTER POLL の1位は、2014年までジュニアライト級以下にはその門戸が閉ざされていましたが2015年、2016年とフライ級のローマン・ゴンザレスがトップスポットを獲得、軽量級に無関心だった欧米での意識が変わり始めています。

さらに、すでにインターネットによる国境の崩壊と、マニー・パッキャオの二つの拳によってアジアへの偏見は粉砕されている状況で、ロマゴンの牙城をタイのシーサケットが崩したことも、私たちのアジアへの評価を後押ししています。

そして、海外との許容範囲を超えた〝賃金格差〟から日本に引きこもるしかなかった日本のエースにまとわりついていた呪縛の縄も緩んでいます。

低報酬の「スーパーフライ興行」に出場した井上尚弥や井岡一翔らには、ジャパンマネーが補填され、国内との格差を穴埋めしました。

井上が出場するWBSSは、初戦から日本開催を押し付けてきたように巷間言われているような高額トーナメントになるとは現時点では到底考えられませんが、日本開催によってジャパンマネーはより集まりやすくなるはずです。

潮目は明らかに変わっています。

井上尚弥がPFPの頂点に立つ。その土壌は整い、道は舗装されました。あとは、勝つだけです。
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連休中日の好天というのに、仕事で渋谷くんだりにやって来ました。

人混みが大の苦手なので、仕事以外では絶対に近寄りたくない街なのですが、渋谷のど真ん中でも静かな店があります。

そんな貴重なお店「元祖くじら屋」でお昼ご飯。 土曜日のお昼時、109直下というロケーションで、店内の静けさは嘘みたいです。

他に客のいないテーブル席が4つ並んだ部屋に通されるまで、幾つかの座敷席の前を通ったのですが、人の気配はありません。

渋谷の心臓みたいな場所で、こんな客入りでやっていけるのか心配になりますが、もしかしたら109が「くじら屋」さんが所有するビルなのかもしれません。

ここに来るのは何年かぶりですが、くじら料理は大好物で、居酒屋などでメニューにあるとたいてい注文してしまいます。

はりはり鍋はもちろん、尾の身やさえずり(舌)、レバーやハツ、歯茎などなどの刺身も最高です。
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日替わりランチ1000円也。今日は鯨の唐揚げ。こういう写真はメインの唐揚げを手前に写さなきゃいけませんでしたね。慣れないことしてしまいました。
 
とても美味しかったですが、大昔に学校給食で食べた鯨の竜田揚げの方が美味しかった気がするのは、気のせいでしょうか。

鯨食は、国際的な風当たりも相当に強いですしね。

曰く、クジラは知的な動物だから殺してはいけない、食べてもいけない。

曰く、クジラは貴重な野生動物だから、みだりに捕獲してはいけない、ましてや捕らえて食べてはいけない。

今月10日から14日まで5日間にわたり、ブラジル・フロリアノポリスで開催された国際捕鯨委員会総会でも、日本が提案した商業捕鯨の一部再開は大差で否定されてしまいました。

それぞれの国や値域の歴史や文化が絡む、非常に難しい問題です。

曰く、クジラは知的な動物だから殺してはいけない、食べてもいけない。

曰く、クジラは貴重な野生動物だから、みだりに捕獲してはいけない、ましてや捕らえて食べてはいけない。

だったら牛は知的動物ではないのでしょうか?知的動物とそうじゃない一線は、どこに設けられているのでしょうか。

欧州の富裕層が楽しむ、ジビエ料理や、野生動物を追い詰めて殺すゲーム「キツネ狩り」は、どういう理由で許されるのでしょうか?

日本は、調査捕鯨によって安定した生息環境が把握できれば、商業捕鯨を再開できると期待していましたが、現在の国際情勢は「そもそも食べるために捕獲するなんて論外」。

朝鮮半島やアジアの一部で一般的だった犬食文化も、欧米という名の国際世論にほとんど一掃されてしまいました。 

確かに、クジラ大好きの私でも正直「食わなきゃ食わないでいい」 です。それでも、長い年月を経て守られてきた日本の食文化です。なくなってしまうのは寂しい限りですが〝先進国〟の多数決では仕方がないのかもしれませんが…。

欧米が「嫌だ」「駄目だ」と言ってるのに、無理やりクジラを食べる必要はありません。

私たちの子供や孫たちに鯨食文化を継承していくことが、より国際的な舞台で生きていかねばならない彼らを不要な摩擦に巻き込んでしまうのだとしたら…私たちの世代でこの素晴らしい文化を殺してしまうのが得策なのかもしれません…。

…比較するのは的外れでしょうが、ボクシングも〝部外者〟からの廃止論に晒されてきた歴史を持ちます。

曰く、相手の急所を狙って故意に傷つける行為はスポーツではない。

曰く、リング禍 は事故ではない、故意に急所を殴ったのだから立派な殺人罪だ。

「クジラを食うな」「ボクシングは廃止しろ」と声高に叫ぶ人たちは、みな画一的に正義感が溢れた、清廉潔白な人々なんでしょう。

これからの世の中は、そうした人々の〝正論〟がまかり通り、地球を真っ白に染め上げていくのでしょう。

彼らが理想とする「純白の世界」では、一匹のアリを踏み潰しただけで無期懲役になりそうです。ボクシングの興行を打とうものなら死刑ですね。

さあ、今度は横浜・日の出町あたりに繰り出して鯨食痛飲しましょうか。
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